まな~
いつものバス停にて――
「ゴハンのマナ~にかんするツイ~トがワダイにっ!?」
イブキがグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に首を傾げる。
「ゴハンっ!!」
イブキの呟きに敏感な反応をする月夜。
「うん~……ニホンだとさ~コメつぶいっこのこさないのがマナ~なんだけど、ほかのクニじゃちがうの?」
イブキが米国人との会話を綴ったモノをみながら、
「バイキングで一度に食べきれないほどの量をとった友人のアメリカ人に「そんなに食べきれる?」と聞いたところ「だってもう一度、取りに来るのめんどい」と返されたか~……これは個人の問題だと思うケド……国よっては、すっごい食べ散らかして『おいしくて夢中で食べました』ってするのがマナ~なとこもあるよ」
「へェ~……そなんだ~」
イブキが感心したように頷く。
「他にもわざと皿に少しづつ残していくのがマナ~って国もあるんだよっ!」
「ふ~ん……」
言いながら月夜をじっと見つめるイブキ。
「ん? なに??」
「いや……月夜にはすこしづつのこしていくとか、ムリなんだろな~って……」
「そ、そ~ね。ウチは日本人っぽい出された物は全部食べるのが合ってるな~」
「おさらまでなめまわしちゃうモンねっ!」
「そんな事した憶えないわよっ!」
月夜が両手をあげて『むきー!』という字をバックに浮かべながら反論するのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます