せんきょ。

 いつものバス停にて――


「販売40周年と45周年を記念してカレ〜トリオが販売かぁ〜……」

月夜が新作のカップ麺の情報を見ながら、


「カツオの芳醇ダシカレ〜うどんのどんべぇおいしそ〜……でも、カレ〜うどんって絶対、服に飛ぶからあんまし、気軽にたべらんないだよな〜……絶対今日は服に付いてないっ! って自信もって家にかえったら意外なトコに飛んでるだモンっ! 絶対『カレ〜うどんをたべてる人の服にこっそりカレ〜汁を付けようの会』っていう国際テロリスト集団いるよっ‼︎」


「UFOはカレ~マヨつきカレ~ヤキソバかぁ~……これはなんとなく味が想像できるなぁ~。この中ならカップヌ~ドルのスパイシ~チキンが一番楽しかなっ!」

 そんな事を言っている月夜の目の前を選挙カ~が通り過ぎる。


「ことしからイブキさんたちもト~ヒョ~できんだよね?」


「そ~ね。なんか学校でもいろいろ模擬っぽい事やってディスカションしたじゃない」


「あ~……なんかカク~のリッコ~ホシャ3にんぐらいでやってたね~」


「まあ、200万人の新規有権者って聞くとすっごいケド、全体2パ~セント程度だからそこまで影響はないと思う。ウチは行くけど」


「ふ~ん……月夜はいくんだぁ~」


「アンタ行かないの?」


「イブキさんはいくよっ!」


「なんか珍しく乗り気ね」


「だって! センキョとかト~ヒョ~ってオトナっぽいじゃん!!」

 と、会場に行く事が目的のイブキだった。

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