み~とじゃすてぃす。

 いつものバス停にて――


「おぉ! カセ~のニュ~ショクシュミレ~ションかぁ~……」

 飢え、乾き、放射能、大気不足さまざまな問題を資源と想像力で克服していく、マルチプレイヤ~サバイバルゲ~ム。と、いうジャンルのゲ~ムを見ながらイブキは瞳を輝かせる。


「これはなかなかおもしろそ~。まだハ~ドはハッピョ~されてないのかぁ~パソコンかな? PS4かな? マルチプレイってコトはネットかんきょ~につよいハ~ドになるだろ~なぁ~」


「イブキ、イブキ」

 月夜が「これ見て」といわんばかりにスマホ画面を見せながら、


「まいにちギュ~ドンたべたらど~なるのかのジッケンけっかがでた?」


「そそ。毎日、牛丼だったのに、なんと――なんとよっ! リタイヤ者0なのよっ!! やっぱし肉は正義だわ」


「でも、カラダにはわりそ~だよ」


「ところが、そ~でもないんだな~。実験後に被験者の血圧やBMI値、体脂肪率なんかを測定しても、とくに問題はなかったんだって――つまり3カ月ず ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと牛丼食べ続けても健康に影響はないって証明されたワケよっ!!!」


「これは、もう肉は完全栄養食って言っても過言じゃないわっ!!」


「……カゴンだとおもうよ」

 と、いうイブキの呟きもハイテンションの月夜の耳には届かなかった。

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