クセになるもの。
いつものバス停にて――
「カップやきそばのピザマヨ味が新登場? カップヌ~ドルも和風タラコスパでるんだっけ? でも、ピザの風味はいいよね! なんかクセになるってゆ~か……」
そんな事を呟いていると、
「クセになるニオイっていえばこんなアンケ~トでてたよ」
そういってイブキは自分のスマホ画面を見せてくる。
「良い香りとはいえないケド、好きなニオイランキング? なんかそのまんまだね」
「イブキさんはあたらし〜マッシンのニオイがスキかな〜カイフ〜したゲ〜ムきのやつとか、あたらし〜ビデオカ〜ドとかのニオイ」
「へぇ〜……そんなのがイイの? ウチはこの三位にはいってる紙のニオイとかわかるな〜」
「へェ~……」
「2位の図書館と図書室って紙のニオイと一緒じゃないのかなぁ~?」
「ふるいカミのニオイなんじゃない?
「なるほど。1位のガソリンスタンドのニオイかぁ~……確かに良い匂いじゃないケドなんかクセになるよね」
「なんかなるよね~」
「身体には悪そうだケドね」
「そだね」
と、同意するイブキだった。
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