はんど。

いつものバス停にて――


「ねぇ――」

イブキが道端に落っこちている片方のみの軍手を指し、

「アレってよく見るコウケ〜だけどなんでいっつもカタホ〜のみなんだろ?」

「さぁ〜? でも、確かに揃って双手で落としてるのは見ないね〜」

「でしょ〜。あれってもしかしてドラクエのマッドハンドの装備を誰かが捨てたモノじゃないか〜ってイブキさん密かにうたがってるんだけど……?」

「その考えが当たってるならずいぶん多く生息してるねマッドハンド」

「そうだね! すっごいよ日本マッドハンド王国だよ! 奇跡の剣と連射コントローラーで簡単レベルあげできるよ‼︎」

軍手ひとつで大盛り上がりのイブキだった。

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