【閲覧注意】モヤっとします。

いつものバス停にて――


「ねぇ月夜。昨日通販の話ししたけど、月夜ってなに買うの?」

「えっ!」

 イブキの何気ない質問に月夜は、

『Σ(゜Д゜)』

 こんな表情で大袈裟に反応する。

「………………ほ……………………ん……………………」

「ん? なになに?」

 イブキは耳元に手を当てると、月夜のほうに寄る。

「ほ、本よ」

「へ~なんの?」

「なのぉォォ!?」

 再び、

『!Σ(゜Д゜)』

 こんな表情になる月夜。

「えぇーっと……れ、れんあいモノ……かな……?」

「へぇ~そんなの読むなんて意外。どんなの読んだの?」

「どんなのぉォォ!!」

 またまた、

『!!Σ(゜Д゜)』

 こんな表情になる月夜。

「その……友情とかライバルとか……が出てきて、「やらないか?」とか言ったりして……」

「ふ~ん。もっと具体的にお願い」

「具体的!!! ほらもうバス来ちゃったからまた今度ね」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る