本編への応援コメント
拝読しました
心の重さがここに掛かってくるとは……と、読了後感服しています。
書簡形式での叙情を入り混ぜているのにどこか寂寥とした、かなり乾燥とした主人公の印象でしたが、その彼もまた「血肉を備えた人間」であるかどうか……すごく考えさせられました。タイトルや主人公の結末から、少女の「血肉を備えた人間」という言い回しがより昇華されていくのだなと……!
主観的な感想に加え邪推で恐縮ですが、いわゆる冷血な人格に近い主人公が少女と出会ったことで、他人への期待を抱けたのが一つ心に質量が宿ったのかと……形式が形式なので余計な要素を極力排除したにせよ、やはり殺風景な、だけど人間がそこで希望を持って書いていると受け取りました。
素敵な作品に出会った縁に感謝します!一読者として有り難うございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
このような短い話に丁寧な感想をいただきありがとうございます。
本編への応援コメント
分析のところすごいリアルですね、テレビ番組でよくやる大きいパネルにまとめられるやつ。
君からの言葉を求めているのがなんだかとても切ない。
そして自分の心の重さなんて測れないものを意識する。するだけだけど!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
書いた頃、殺人事件のルポを読むのが自分の中でブームだったんですよね。そこから自然と設定が浮かんで、物語を逆算していきました。
作者的にはギミックありきの気楽な読み物のつもりだったんですけど、題材が深刻なせいかドラマの部分にも思ったより反響があって、嬉しいやらこそばゆいやらという感じです。プロットの段階では「心の重さ」なんてフレーズはどこにもなかったんですけど、初稿のときに思いついてよかった(笑)
本編への応援コメント
とても考えさせられる物語でした。
少女は血肉を備えた人間と言っているけど、それでもその人間に心があることを確認出来たから、泣きながら悼んでいたのではないか。
だから、この主人公も彼女との文通次第で、あなたには重い心がある。と、言われるんじゃないかなあ、と勝手ながら考察させて頂きました。
短い文章でストレートに言いたいことをぶつけてくる文章、素晴らしかったです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
自分は割と登場人物に対してドライというか、それこそ心ない仕打ちをしがちなので、彼らのその後にまで思いをはせていただけるのは嬉しいです。
この作品を書いた頃の癖でけっこう曲がりくねった言い回しを使っているのですが、伝わっていてよかったです。
伏線バリバリというにはとても短い話ですが、好意的な感想をいただきありがとうございました(他の参加作も読みに行かせてもらいます)。
本編への応援コメント
茜色の放課後の教室。手紙を読んで涙を流す少女。そんな情景からは予想のつかない話の展開ですね。語り手の、乾いた心情描写が好きでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。テーマがテーマなので、乾いたタッチを意識しました。