しろぎつねへの応援コメント
出会わなければ、平凡だけど穏やかな毎日を手にできたのか。
出会えたから、何よりも得難い輝くような日々を手にできたのか。
どちらがより幸せか、それはタツが決めるしかないのですね…
悲しいような、そうでないような。
メリバって感じでしょうか。
ひとときの情熱を、読者も堪能させていただきました^^
作者からの返信
黒須さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
まさにその通りですね。こうしてみると、人生を単純に「幸・不幸」で色分けすることなどできないのではないかという気がします。自分が選択したその人生が、「幸せ」だったのかどうか……タツにも、その答えはきっとわからないのでしょうね。
作品を楽しんでいただけて、嬉しいです!たくさんの☆もくださり、ありがとうございます。心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)✨
しろぎつねへの応援コメント
まず、和風恋愛小説の自主企画に参加してくださり、ありがとうございます。
手の届かないはずのものに恋い焦がれ、掴みかけたと思いきや、一瞬ですり抜けていってしまう。手を伸ばすことすら罪である、そんな束の間の幸せの象徴が、「しろぎつね」なのでしょう。
タツは非常に情熱的な人間で、「しろぎつね」に手を伸ばさずには居られなかった。もちろん、世の中にはそういった束の間の幸せには恐ろしくて手を出せないような人間も居て(私なんかはどちらかというとそのようなタイプなのですが)、そういう者であっても、人知れずタツと同じような願望を抱くことは多々あると思います。
幻想的な物語の雰囲気の中、そういった人間の心を巧みに描かれていて、考えさせられながら読ませていただきました。ありがとうございます。
作者からの返信
まんごーぷりん様
自主企画へ参加させていただき、このようにきめ細やかなコメントをお寄せいただいたにも関わらず、お返事が大変遅れてしまいました。本当に申し訳ございません!深くお詫び申し上げます(>_<)
まさにまんごーぷりん様の仰る通りです。「しろぎつね」は、手を伸ばすことすら罪である儚い幸せの象徴であり、タツはそのことを知りながらも、自分の中の強い情熱を抑えきれず、手を伸ばした。タツは、この許されない幸せがいつか自分の手をすり抜けていく未来に怯えながら生きることになります。
そして、その日はやはり残酷にやってくる。
愛おしい人が消えてしまう日。そして、その息子も自分の元を離れていく日。
その人生は、この上ない幸せだったのか、それとも深い寂しさと後悔に満ちたものだったのか。
それは、タツにしかわからないことであり、タツ自身にも答えることはできないのかもしれない——そんな気がします。
作品を深く読み味わっていただき、作者としてこれほど嬉しく、幸せなことはありません。この物語を書いてよかったと、改めて喜びを噛み締めております。
心より、深く御礼申し上げます!m(_ _)m✨✨
編集済
しろぎつねへの応援コメント
とてもシンプルで余韻が心地よい作品。
それだけに、タイトルの意味については深く考察しながら読ませていただきました。
タツが愛したあの男の人はしろぎつねだった……まあそれは猿でもわかります。タツを薄汚い狐と見立てているのも最初の段階で分かります。
そこからもう一歩踏み込んでみまして……
「しろぎつね」漢字表記にすれば「白狐」びゃっこ。
稲荷神の眷属として広く知られている白い狐霊。
本来出会うことすら許されない、神と等しき存在を愛し、身籠ってしまったと考えるとどうでしょう……
「ひとは常に、手の届かぬものを追い求め。指をすり抜けていく幸せに打ち拉がれ。犯した罪を背負いながら。」
この文がまた違うように感じられるのですが……えっと……こんなにレビューがあって、なんで誰も触れてないの? 深読みしすぎ? それともわかりきってて言ってないだけ?
まだ奥があるのでしょうか……私の読解力はこれ程度しかありませぬ。
(言っといて何ですが全然踏み込んでない気がする恥ずかしい消えたい)
何も考えず一読目。結末を知って二読。しろぎつねの意味を考えながら三読。
その度に「ひとは常に、手の届かぬものを追い求め。指をすり抜けていく幸せに打ち拉がれ。犯した罪を背負いながら。」の重みが変わる。
まさに「最初の何気ない一文が、あなたの言葉で生まれ変わる」企画の意図通り……!!
冷たさと温かさ。甘さと苦さ。幸と罪。矛盾が上手く混ざり合う、繊細な色使いが素敵な作品でした。
作者からの返信
たまごかけまんま様、作品をお読みいただき、とても奥深いコメントをありがとうございます!✨
驚くほど深い考察を加えていただいて、とても嬉しいです!
私もこれを書くときに、「白狐」のことを調べました。神にも等しい存在。人間の女が、それと出会う……崖から落ちたタツの大怪我に、神が手を差し伸べた、という想像をしながら私は書きました。
そして、しばらく共に過ごすうちに、美しい娘に情が移る……神とても、そういう瞬間があった。そんなふうに考えながら続きを書いていきました。
私の中では、タツは山村で育った野性的な気質の娘、というシンプルな設定でした。この世のものではない美しい男に、心を奪われてしまった……情熱的で激しいタツは、その想いを振り切って元の道に戻ることはできなかったようです。
タツは、手の届かないものに一瞬だけ触れ……そして、一瞬で失います。生まれた息子も、恐らくずっと母に寄り添い続けることはなく。
結局、全てが指の間からすり抜けていく……。
でも、もしタツが白狐と出会わず、元の夫と寄り添い続けていたとしても、それによって大きな幸せがやってきたかどうかは、わかりませんね。
この最初と最後の一文は、結局すべての人間の人生に当てはまるものなのかもしれない……そんなふうに思っています。
たまごかけまんま様の深い考察、とっても楽しく読ませていただきました!そんな豊かな想像を働かせながらこの物語をお読みいただき、書き手としてこれ以上幸せなことはありません。
心より、深く御礼申し上げます!!m(_ _)m💐✨
しろぎつねへの応援コメント
罪ととるか幸ととるか。おそらくらタツにとっては、どちらでもあったのだろうな、と思います。また同じことにであっても、抗えないのではないのかなぁと。でもちょっと、旦那さんサイドも個人的にきになります!
ありがとうございました。
作者からの返信
あるひさん、コメントありがとうございます!(*^^*)
そうですね。罪だと知っていても、避けられない…自分の感情をどうしようもない時があるのだと思います。辛さも寂しさも、自分が選んだ道ですから、それは静かに受け入れていくしかないものですね。
残された主人も、白ぎつねも…それぞれのその後は、どうだったのでしょうね…
奥深いコメント、とても嬉しいです。ありがとうございます!(*^^*)
しろぎつねへの応援コメント
深いですねぇ。夢のような、お伽話のような、それでいて何かがチクリと刺さりました。
彼女は幸せだったのかなぁ。
aoiaoiさんの書きたかったことは何でしょう?
作者からの返信
きひらさん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
作品をそのように感じ取っていただけて嬉しいです!(*´꒳`*)お伽話の中に物寂しい現実のリアリティを混ぜ込んだ、ちょっと薄暗い民話のような作品になりました。
タツが山で足を滑らせなかったら、そして、傷が癒えてすぐに家に戻っていたならば、また違う人生がありましたね。けれど、どれを選べば幸せで、どれが不幸せで……ということは、きっと誰にも、そしてタツ自身にもわからないことなのかなと。
結局、自分が幸せかどうかというのは、明確な判断基準などどこにも存在しない中で、自分自身がどう感じているか、ただそれだけなのかもしれない。そして、「自分が幸せか?」なんて、簡単に答えの出るものじゃないのだろうなと……そんな、人生の不確かさや物寂しさのようなものを描きたいと思った話でした。
奥深いコメントと、たくさんの☆をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨