8話

「おまたせ〜」

私たちが帰って来て席に座る


ふと目の前の悠人くんを見るとプリンを食べている

よく見ると悠人くんの前には大量のプリン


え?

ついそれをガン見していると、そんな私に気づいた陽平くんが

「あー悠人プリンが大好物なの!」

と笑いながら言う


皆んなの視線が悠人くんに集まる


「悠人はプリンのために今日来たからな〜」

と安井くんの一言に麻里が反応する


「え!?どういうこと?」


「ここの店、手作りプリンでさ、めっちゃうまいの!しかもバイキングだから食べ放題だし」


「なるほどなるほど〜」

と、麻里が笑顔で悠人くんを見る


悠人くんのプリンを食べる手が止まって皆んなの顔を見る

そして一言


「なに?」


なに見てんだよ

って顔して発せられたその一言は強烈で

目の前に座ってる私は目をそらす


「佐藤くん、美味しそうに食べるね!」という麻里の言葉を無視してまたプリンを食べ始める


「ほんとプリンにしか目が無いよなー」

隣に座ってる春樹くんがちょっと呆れた顔で悠人くんを見てそう言った


そらからまぁ、楽しくご飯食べて

バイキングの90分も終わって解散になった


方向がバラバラだから皆んなとは店の前でバイバイして行きと同じ道を麻里と帰る


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