問題点の確認と学習状態診断
さて、いよいよ「超ズボラ勉強法」の内容について解説いくわけですが、それに先立ってこれまでに見てきた6つの問題点について確認しましょう。
まずは6つの問題点をチェックリスト風に並べていきますので、皆さんもいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
問題点1 自力で解いたり理解することが難しい参考書・問題集を使っている
問題点2 あれこれといろいろな参考書・問題集に手を出しがちだ
問題点3 普段の学習で、すぐに解法が思いつかない問題にぶつかった時にそのままずっと考えこんでしまう
問題点4 勉強中、ほとんど時計を見ない、時間を気にしない
問題点5 一度解いた問題を繰り返すことはほぼない、あるいは試験前に一度まとめて解き直す程度だ
問題点6 取り組んだ問題の正誤をチェックしていない
さて、皆さんはいくつ当てはまったでしょうか。
0個だった方、あなたはおそらくすでに相当な学力を有しているはずです。どうかこのまま今の調子で勉強を続けてください。なお、本書ではさらに学習効率を高めるためのコツについて述べていますので、そちらもぜひ参考にしてもらえればと思います。
1個だった方も、0個の皆さんと同様に今の状態を維持してくれれば十分です。人間誰しも1つくらいは合う合わないといった要素があると思いますので、本書を読んで「これは良い」と思えば取り入れてもらえればいいですし、合わないと思えば今のままがんばっていただいて結構です。
なお、チェックが0個ないし1個だったにもかかわらず成績が低迷している、という方は、チェックが入らなかった項目についてほぼ間違いなく何らかの誤解・勘違いをしています。そういう方はあらためて各項目へと戻って内容をしっかりと確認した後、これから説明する「超ズボラ勉強法」をしっかりとマスターしてください。それだけであなたの成績は確実に上がります。
2個当てはまった方、あなたは勉強をしているはずなのにどうもうまくいかない、結果が出ないといった悩みを抱えているのではないでしょうか。ちゃんと勉強しているはずなのにうまくいかない、そんな悩みを抱えている方におすすめなのが「超ズボラ勉強法」です。この勉強法をマスターすることによって、あなたの勉強のやり方に潜んでいた無駄やムラが解消され、「今までの苦労は何だったのか」と思うくらい学習状態が改善するはずです。もちろんそれにともなって成績も確実に向上します。
3個当てはまった方、あなたは現在の学習法に問題を抱えています。ただちに改善しましょう。
上のチェックリストは、どの3つが当てはまっても必ず学習状態に支障をきたすようにできています。いくつか例を挙げてみましょう。
たとえば、問題点1・2・3が当てはまった場合。この場合、時間を意識して正誤もチェックし、反復学習も行っているので、問題への取り組み方自体には問題がほとんどありません。ですが、肝心の参考書・問題集のレベルが合っていないため理解が困難で、しかもそのわからない問題について延々と考えこんでしまうので、一向に先に進まないといった状況に陥ってしまいます。また、いろいろな参考書・問題集にあれこれと手を出している状況では、効果的な反復学習を行うことも困難でしょう。
次に、問題点3・4・5が当てはまった場合。この場合、適切な難易度の参考書・問題集を選び、正誤のチェックも欠かしていません。ですが、いちいち余計なところで考え込んだり時間を意識せず勉強しているせいで、時間をかけたわりには進んでいないという状態になりがちです。このタイプの場合、反復学習をやらないというよりも、反復するための時間がそもそも取れないという方も多いと思います。
この他にも組み合わせはいろいろ考えられますが、いずれの組み合わせにしても、その状態では成績を上げるどころか現状維持さえままなりません。ぜひ「超ズボラ勉強法」をマスターして、早期に学習状態の改善をはかりましょう。
4個以上当てはまった方。あなたは一刻も早く学習状態を改善しなければ、取り返しのつかないことになってしまいます。
上のチェックリストで4個以上当てはまる状態というのは、もはやみずから成績を下げる方向に全力で突き進んでいるといっても過言ではありません。とにかくこの「超ズボラ勉強法」をマスターして、「不合格」への一本道から脱出してください。
というわけで、次回からいよいよ「超ズボラ勉強法」の具体的な内容に入っていきます。チェックリストの項目に複数当てはまってしまった皆さん、心配いりません。これから「超ズボラ勉強法」をしっかりと学んで実践すれば、むしろチェックリストの項目にたくさん当てはまってしまった方ほど劇的に成績が向上します。
さあ、ぜひ皆さんも「超ズボラ勉強法」をマスターして、夢を現実に変えてください!
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