第12話 隙を生じぬ二段構え
男「ただいまー」ガチャ
妹「お帰りー、お兄ちゃん」テテテ
男「……なんで裸エプロンなんだ」
妹「お兄ちゃん喜ぶかなーって。好きでしょ? 裸エプロン」
男「嫌いじゃないけどさ……」
妹「ふっふっふ……伊達に十数年間お兄ちゃんの妹をやっていないよ。お兄ちゃんのフェチズムをくすぐるなんてチョチョイのチョイなんだから」
男「はっ。ぬかしおる」
妹「どうかな? 一見ただの裸エプロン……しかし、後ろ姿はなんと!」くるっ
男「なっ……タンクトップにホットパンツだと……ッ!?」
妹「大きめのエプロンで油断を誘い、隙を生じぬ二段構え! どうだ参ったか!」
男「ぐ……どうやら僕は、お前のことを少しばかり侮っていたらしいな……」
妹「どやぁ」
男「でも、今後はこういうことはしないでね。僕が友達とか連れて来てたらどうするのさ」
妹「友達? お兄ちゃん、後輩さん以外に友達なんているの?」
男「……君のような察しの良い妹は嫌いだよ……」ユラァ
妹「きゃー! 怒った怒ったー!」テテテ
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