第3話 戸愚呂
後輩「日本人って『3』っていう数好きですよね。三大名所とか御三家とか言いますし、ことわざでも『三つ子の魂百まで』とか『石の上でも三年』とか3が付くものが多いです。何故なんですかね」
男「一説には『みっつ』が『満つる』に掛かっていて縁起が良いっていうのがあるけど、どうなんだろうねえ、ちょっと信憑性薄そうだよね」
後輩「3は神様の数っていう説もありましたっけ」
男「幽遊白書だっけ、それ。よくそんなの覚えてるね……」
後輩「戸愚呂さん格好良すぎです。先輩の3000倍くらい格好良いです」
男「高校生にあの威圧感を求めるのは酷だと思うよ……でも確かに、戸愚呂さんには絶筆に尽くしがたい魅力があるよね。一生に一度でいいからあんな弟に兄者とか呼ばれてみたくない?」
後輩「蹴飛ばされちゃいそうじゃないですか……? 私は外から見てるだけで十分です」
男「そういえばあの世界も、人間界と魔界と霊界の三つの世界で成り立ってるんだっけ」
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