第3問 ミテハイケナイ(5点)
ドアを開けると、そこは雪国でした。
トンネルならまだ分かります。ドアって。ドア開けて雪国って。なんのこっちゃー。
でも大丈夫です。これはいましん検定。きっとこんな意味不明な文に付いていける者だけが高得点を叩き出せるのでしょう。
ともかく、ドアの向こうには雪景色が広がっていました。足跡も何も無い、ただただ1面に広がる雪。雪。雪。雪。雪。雪。雪。雪。
ゲシュタルト崩壊してきましたか?私はしてきました。
ともかく雪です。雪。雪。雪。
なぜ私は、ただ白いだけの大地を見てすぐに雪だと、ましてや雪国だと分かったのでしょうか。理由は単純です。ありません。理由は無いという理由は最もシンプルな理由なのです。
部屋と雪国の境界線を踏み越え、私は雪に足を下ろしました。冷たいいいいいいいい。
いやクソ冷たいいいいいい。
これは、これはつめたいいい。しぬうううう。
しぬううううう。
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