第一章 ツール

 8頁折本の場合、用紙一枚に8頁分載せる必要があります。それを手でやろうとするとメンドクサイことになってしまいます。

 そこで、ツールを使うことにします。

・Ottee

 UIが直観的で使いやすい。

・PDFin1

 ワープロソフトで作ったPDFが利用できる。ただしWindows版のみ。


 おススメのツールはotteeです。他にも、「8p Orihon Maker」「威沙」「TATEditor」等々あります。興味のある人は調べてみてください。

 紙に手書きで作った原稿をスキャナでスキャンしてPDF化という手もあります。



(1)Ottee

 画像やテキストをペタペタ配置していきましょう。

 otteeの場合、太字が文字が二重になる場合があるのでなるべく使わずに、フォント自体が太字のものを使いましょう。

 横書きの場合は「左開き」、縦書きの場合は「右開き」です。

 見開き2頁分は真ん中が折られるだけで切られたり裏側へ行くことはありませんので連続した絵が描けます。

 頁番号を追加すると、各頁に1~8の番号がふられます。何度もボタンを押すとその分オブジェクトが追加されてしまいます。ぱっと見一つだけで実は複数オブジェクトという場合も発生するので注意してください。また、表紙を付ける場合は1頁目の頁番号は消しておいた方がカッコイイです。


(2)PDFin1

 8頁のPDFを1頁に面付けするツールです。

 Wordや一太郎などのワープロソフトであらかじめ8頁のPDFを作っておくことになります。

 8頁折本の場合、1頁にすると約35%縮むので、あらかじめフォントサイズや余白の大きさを2.8倍にしておく必要があります。完成系のフォントサイズを10ptにしたいなら28ptです。

 ワープロソフトで作るPDFは、埋め込みフォントにしてください。Wordの場合は、[ISO19005-1に準拠(PDF/A)]にします。


 PDFin1の場合は、楠樹式折本やhoririum式折本も作ることができます。その場合は16頁を1頁にするのでフォントサイズは4倍にしておく必要があります。完成系のフォントサイズを10ptにしたいなら40ptです。

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