先輩恋しましょ?

Luna

気になるあの人

私(藤枝 杏菜)には気になる人がいます。

それは!!一つ上の先輩。


「はぁ〜今日もかっこいいな〜」


私の日課は先輩を観察する事なんです。

変態みたいだって思いますか?

杏菜はいつもみんなから変な子と言われ続けています。本人は全くきにしてません。




「杏菜ー!!」


「あっ!友美ちゃん!」



友美ちゃん事(新藤 友美)は私の大親友!

こんな変な私なのに1年の頃からずっと仲良くしてくれてるんだ。



「友美ちゃん!じゃないよ・・・なに?また先輩でも見てたの?」


「デヘヘ」


「あんたも飽きないね・・・・・・」


「飽きないよ!!」



私が先輩の事を知ったのが高校に入学してすぐの事でした。

私は周りに知り合いのいない高校を受験したため初めは1人で居ることが多かったんです。

まぁその時移動教室があって迷子になってしまって・・・その時に


「君大丈夫?」



声をかけてくれたのが先輩だったんです。


「えっと・・・音楽室って何処にありますか?」




すごく恥ずかしかったけど授業に遅刻するよりはよかった。


「音楽室ね、ここの突き当たりの一つ上の階だよ」


「ありがとうございます!私藤枝 杏菜って言います」


「俺は海堂 時雨。時雨でいいよ以後よろしくね

杏菜ちゃん」


「はい!では時雨先輩失礼します」




私はこの瞬間恋に落ちた。

先輩のこの笑顔がずっと忘れられなかった。



それからクラスにも慣れてきて友美ちゃんと仲良くなった。



友美ちゃんには先輩の事を話した。

それ以来すごく応援されている。




そして2年生になるまでこの想いを伝えられないでいる。



時雨先輩はすごくかっこいいからみんなにモテる。学年なんて関係ないって感じでだ・・・。




伝えようにもいざとなるとすごく恥ずかしい。

でも時雨先輩は誰にも取られたくない。

この想いを伝えないと。


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