第9話 ソレに入るということは

嫌であるなーっ

その入れ物を知っている……。

小さいときに、その入れ物に入れられて、車に乗って、

針を刺された、覚えているのである。


ダーッと走って かくれんぼ


だけども いつもの場所に隠れてるから すぐに見つかる かくれんぼ


断固拒否!なーっ!


やれやれ だっこで車に乗っけて 移動する


車の中はフリーダム 楽しい楽しい ドライブ


とりあえず 首にヒモつけ 歩かせて なんだか見知らぬトコロへ来たよ


なんで入れ物持っているのか?なー なー なー?


隠れる場所が無いから 自分から入ってきたよ 入れ物に


人がいっぱい なんだか怖いなー なー みゃっ


今日は 広い公園で 芝生のうえで お昼寝


連れていくのは 病院じゃないんだよ


人のいない 芝生のうえで のそのそ まわりを見回して 


今日は 走っていいんだよ 迷子にならなきゃいいんだよ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る