第3話他のクラスメイトのステータス

 ちょっと待て!待て待て!

いろいろと突っ込みたいとこがあるんだけど。

まず、異世界言語理解これはいちいちこの世界の言葉を覚える必要がなくなるので俺たち転移者にとってはとても有用なスキルだと思う。

偽装についても俺の謎な、人に見せてはいけなさそうなステータス、スキルを隠せるという意味ではものすごく役に立つスキルだと思う。

 問題はこの下すべてなんだ…

まず、創造魔法、召喚魔法、時空間魔法これは有用そうなんだ だがしかし!!

何故レベルがマックスなのだ? いかんいかん、キャラが崩れてしまった。

 それにしても本当になぜなんだろうか?

剣神の統剣、天賦の魔才 これはとてもうれしい。でも聖剣かこれは勇者様が持つべきものでは? おれは自分の好きなように異世界ライフを送りたいから聖剣は・・・


そして。種族とともに‘真神の権威‘このスキルはどうしてこうなった・・・

俺は人間 この世界ではヒューマン族なはずなのになぜ神族になっているのだ。俺は神になるようなことはした覚えはないぞ。

まあでもこのスキルはこの世界でだいぶ楽に過ごせそうだ。

そして今まで気にしてなかったステータスも見れるのではと思った。

鑑定だ!

Unknown; 全統神様は数字で表せるほど規模の小さい縮尺で測れる能力ではありません。


なにこれ役に立たないんですが。

まあ強いということはわかったので、今後のこの国を出て美少女と旅に出るという目的に変更はないな。

 まあこのステータスが王国側にばれたら出ていくのを阻止される可能性が高くなると思うので、偽装で隠しておいた方がいいよな。

こんな感じでいいか。


東堂蒼太 15歳 レベル1

種族;ヒューマン族

HP;130

MP;120

攻撃力;110

防御力;100

素早さ;140

魔攻撃;90


<スキル>

闇魔法Lv.2


あの気違いステータスを見たからすごく弱く感じるね。


「おおーー!さすがは勇者様方。すごいステータスにスキルですね!」

そういえば、他のクラスメイトのステータスってみれないのか?

《鑑定のスキルを使用すると他人のステータスなどを覗く事ができます。》

いきなり、頭の中に女の人の声が響いた。

「な、なんだ!?」

《私は真神の権威によって創造されたメフィアと言う名のガイドです。そして、主様マスター。そのように声に出さずとも私とは会話することができます。》

(なるほど。で、俺は鑑定のスキルを使えるのか?)

《はい。可能です。鑑定と声に出して鑑定対象を見てください。》

「鑑定」

おれは先ほど王女様がたに騒がれていたステータスの持ち主であると思われる寺田にたいして鑑定を使ってみる。

寺田大将 15歳 レベル1

種族;ヒューマン族

職業;勇者

HP;500

MP;450

攻撃力;480

防御力;380

素早さ;490

魔攻撃;450

<スキル>

剣術Lv.5

聖魔法Lv.3


<恒久スキル>

聖剣召還


おおっ。勇者がいた。

このままの俺のステータスでは全くかなわないし、大分初期ステータスとしては高いんじゃないかな。でもこの世界最強は俺だけどね!

みんなステータスの報告にいってるから俺もいこうかな。報告するにしても偽装したステータスだけどね。

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