僕の中の君の終わり
これはきっと僕が描いた夢の残害なのだろう
インディゴブルーの夜
独りで鳴いた梟
その目に映るのはどんな暗闇
どうして声は響かないの
そこに僕が必要ないからですか
息をしてつないだ未来が
ぷつりと切れたか細い糸のようで
それもきっと僕が犯した罪の残骸なのだろう
コバルトブルーの空
遠くへ飛び立つ玄鳥
その羽で掴むのはどんな希望か
どうして言葉で傷つけるの
そこに誰かが存在するからですか
手をつないで繋いだ世界観が
ふわりと浮かんだしゃぼん玉のように
届かない届かない
背丈を十分に超えて
届かない届かない
僕等の
埋めるものが見つからないや
どうして君は笑っているの
そこで僕が泣いているからですか
声を殺して心を絞り切っても
溢れるものは隠しきれなくて
ただあの時変わらず息をしていた
そんな瞬間に戻りたいよ
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