君の”わからない”は勘弁してくれ



わからないから始まる パーキングブロックに歩く君


月極駐車に止めたのに 文句を言う君は


悔しいように可憐なまま路側帯の出っ張りに飛び乗った


あれこれと話すけど 答えられない質問は


誰だって嫌な顔をするよ 君が不思議だからさ


絵本に出たばかりの猫はまた


僕が理解し難い 姿を魅せた


理解不能に理を詰めたい


このまま知らないことを知りたいんだ


わからないにもがきながらも


何かを知ったかぶりにして


そんな知らない君を見てみたい


本当にじれったいことだが


女でない僕も姫になってみたいから


君の世界を引きずり出してやる


わからないから勘弁してくれ


僕が死ぬまでとことん付き合うからさ


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