詩集「私の”わからない”に付き合って」

奏熊ととと

固体 液体 気体


食事をして 水を飲み 空気を吸う


固体 液体 気体


1つ欠けると人間らしくなく 動物らしくない




虫になりたい


蜜を吸い 空気を吸う


液体 気体


固体が消えた




植物になりたい


二酸化炭素で食事をして 酸素で息をする


気体


液体が消えた




人間に戻ると


食事にも種類があり 水にも種類があり 空気にも種類がある 


何故だろう


これはもしや固体、液体、気体がないと生きられない私達の僻みかもしれない

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