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目次
アノ素晴ラシキ赤ヲモウ一度
命奪ってと がなった日から
素敵な思い出 なにひとつもない
あの時同じ赤を見て
うつくしいと云った
二人の心と心が
今はもう迷わない
赤蜻蛉の胴体をちぎった空は
ちっとも 変わっちゃいないけれど
あの時ずっと夕闇を
追いかけすぎた
広いお城にぽつんといるよで
笑いが知らずに こみあげてくるのさ
あの時 時間を戻せても
ぶれないと云った
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