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目次
IN THE DARK
迷い子のように寂れた心で歩き出して
行く先も見えないまま時は過ぎてゆく
手の着けようの無いこの世の柵を捨てたなら
痛いけれど、ほら自由の不自由さが見えるだろう
気まずいからって見ない振りをして
弾けて消えた わたしはもう生きられない
闇の中 何も知らない わたしに襲いかかる
現実ではもう何も無いんだね
幻想でももう何も無いんだね
少年の様に澄んだ瞳で走り抜けて
足の踏み場も無いこの部屋のドアを開けた時
冷たいくらい世の不条理を知ることだろう
気まずい事を何も感じない
このままずっと笑いながら生きてゆける
大人の様に汚れた心で立ち止まり
行く先を決められたまま時は過ぎてゆく
やり場のないこの世の規律を知った時から
辛いけれど、ほら十字架（おもに）を背負うことだろう
気まずいからって見ない振りをする
このまま消えても わたしは生きねばならない
桎梏の様な柵で藻掻いて
一条の灯りを探しているうちに
いつの間にか出口の鍵を見失っていた
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