第76話 問題点の発覚をプライドの否定だと怒りだす人の問題点と独裁者の誕生 #とは #定期 #政治 #経済 #社会

問題点の発覚をプライドの否定だと怒りだす人の問題点と独裁者の誕生 #とは #定期 #政治 #経済 #社会


封建主義社会では問題点の発見とその指摘は、その問題担当者及びその上位者、上司の問題解決していないという責任問題となる。

地位が富の本源である封建主義社会では、地位を追われる可能性のある指摘と発見はその責任者には死活問題となるため問題を隠ぺいしようというベクトルとバイアスがかかる。

そしていずれ年功序列で上司の地位に立つ下位の者にとっても上司との対立のリスク、また自分が同じような問題に立った時の責任追及のリスクを恐れ問題の指摘と発見を忌避する。

だから封建主義社会では、問題点は指摘されず放置され、その問題点によって苦しみ続ける人々の苦しみが解決されない世界を作り出してしまう。

立場がないと発言権も与えない社会ではだれも上のものに問題点指摘をしない。結果問題点は放置されいつまでも進化しない。


つまり、地位についていること自体が最重要視される封建主義と血統主義では上司の問題指摘としての社会問題の発見は常に否定されやすく、結果ルサンチマンの高まりを生み、庶民の暴力衝動への逃避と高まりが生まれ、内乱からクーデターに至る。


封建主義及び官僚主義の問題無認識主義はこのような形で生まれ続いていくため、問題点を発見し苦しみを解決する社会全体の能力が大きくそがれ続ける。


封建主義的縦序列型の階級制による上位支配は、民主主義社会と資本主義社会での階級差のないブレーンストーミング型発想社会の連続企画生産能力にまけるのだ。


社会全体の問題点の発現とその発見の能力が封建主義社会では常に全体として抑えられ続けられるのだ。


闇から闇、唇寒しの思考過程はこのようにして生まれる。


苦しみ続ける人々はそれに耐えられず暴力に頼り、それが更に暴力の連鎖を生む。


封建主義はもともとこのような過程で自壊する構造であり、独裁者を完全な無責任他者侵害人格に誘いやすいのだ。


だから独裁者は驚くほど暴力的である。

封建主義の最上位者の問題点指摘者はいなくなり、暴走を止められなくなるからである。

問題点発現とその理解の共有認識の広がりを許容する思考と態度のない人々は、結果としてこのような戦争過程の進行の加担者として歴史に存在することになる。


人々の問題点の発覚と指摘とその解決に積極的であること。困っている人を見捨てず救う努力をし続ける事。


それが戦争の誕生を阻みひいては人類全体の生存可能性を増す。

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