共存戦線 after the singularit

https://kakuyomu.jp/works/1177354054880984846


荒廃したセカイ、人間の居場所を侵し始めたアンドロイド達、そして、奪い合うニンゲン_____________。

どこか寂しい雰囲気の漂うセカイの中で、主人公 (に近い存在であろう)の少女、碓氷玲菜も他人を虐げ暮らしていた。 (私は螺旋観察官のサイコレズが元ネタなんじゃないかと疑ってしまう。) どうみても心を病んでしまっている。ここから先の展開で改善されるのだろうか。

主要な登場人物としてはもう一人、オトハと名乗るアンドロイドの少女である。 (自我の無いアンドロイドから意識のあるアンドロイドへ……?大脳、シュミレート…ウッ、頭が…) 柔らかな物腰と、丁寧な言葉づかい、どこかの令嬢のようにも見える彼女の目的は”人類とアンドロイドの共存” (良かった、私の殲滅じゃない。)無謀な目標に向かうオトハと生き延びるためにオトハについていく玲菜。二人の歪な関係は人類がどれだけ私利にまみれているか、というのを確認させてくれる。


そしてここからはとあるタグについて説明したい。



この暗い世界観の中で唯一に近い清涼剤である。(決してハーモニーの世界に行くんじゃ、とか言っちゃいけない。)しかしまだ百合要素など何処にもない。あるのは純粋な少女とソレを利用する少女だけだ。

これからどうやって百合が絡んで来るのか楽しみになる作品だ。



※カッコ内の文章は氏が愛読している故 伊藤 計劃氏の作品、《harmony/》の内容である。《harmony/》を読んだ後この作品を読むと作風が仲の良い作家さんどうしで似る、というのを実感出来るだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る