純粋脂肪批判

GoToパチンコのことを真面目に考えていた

　ふと気づくとサン若草が閉店していた（既定路線ではあったらしいが）。パーラー太陽も結構撤退しているらしい。メガガイアはまあコロナ前から潰れてました。なんにせよ、このままではパチンコ文化が終わってしまう。というわけでGoToパチンコですよ。現行のシステムと同等、つまり大体25 %くらいのプレミアムをつける。どんなに極悪な台の設定１でもせいぜい機械割は95 %が下限だろうから(10000Gくらい回せば)、それだけで110 %になる。設定５。いや現代であれば設定６相当かもしれない。めちゃくちゃ繁盛するだろう。目に見える。

　ということを思いついている人はたくさんいるので、GoToパチンコで検索するといくつかはブログが引っ掛かるが、実現方法までは考えてないと思うので、ここで紹介しておきたい。別に実現すべきとかは言ってないです。考えちゃったので紹介しようと思っただけ。

　まず、プレミアムをどこにつけるかというと、これは現金と貸し玉（貸しメダル）の交換にでしかないわけだ。特殊景品の方にはつけるわけにいかないのでね。ただこれをやってしまうとちょっと困ったことが起こる。というのは、話を簡単にするために、パチスロで考えよう。

　今の北海道レートで言うと、46枚貸しの51.6枚交換というのが相場である。1000円で46枚のメダルを借りられる。51.6枚で特殊景品（中）と交換できる。特殊景品（中）は、古物買取商に持っていくと1000円で買い取ってくれる。

　最初に書いたように25 %のプレミアをつける、すなわち8,000円で10,000円分遊戯ができるということに仮にしようとすると、8,000円で460枚のメダルを貸してもらえることになる。

　これをそのまんま計数機に流すと、中景品が8枚と、小景品が1枚（北海道式では500円。200円の地域だともうちょっと違うと思う）交換できることになる。なんなら端メダルが21.4枚残るので、とりあえずこの分だけ回すことにすると、7ゲーム＋αのゲームが出来て、まあ軽い台なら20回から30回に1回はさらに増えるかもしれない。こうなってしまうと何が起こるかと言うと無限機関である。8000円分買う→流す→交換する→500円ポケットにいれてまた8000円分買う→のループで、1週につき500円増えていく。

　心を強く持って端メダルも貯玉していけば、10週もするころには、5000円と214枚のメダルが残る。再度交換すると、9000円と5枚のメダルが残り、この交換ペースは二倍になる。

　こういうのが好きなのがパチプロですからね(ド偏見)。となると、交付額がいくらだろうと、まあ数日保たずに上限枠に達するだろう。それでも店側は「プレミアム」分の差益が得られるが、客側の善良な高齢者とかはめちゃくちゃ怒りそうである。通常の商品券とかは高齢者の方が取得力が高いが(昼間とか暇だから)、ことパチンコに関しては年齢あんま関係なく昼間からいるやつはいる。で、単純に年齢的なフットワークの軽さであらゆるものを攫っていってしまう。一瞬だけ盛り上がって、あとは前以上の閑古鳥が鳴く。この事態は避けたい。

　というわけで、Go Toイート商品券以上に「個人認証」を徹底したい。でね。皆さんアレやりたいんでしょ。IR。カジノだよ。まあ気持ちは分かりますよ。どうせほっといても我々は賭博をする。誰がなんと言おうとする。どうせするなら民間にではなく、公に落として欲しい。民が喜んで払う税金なんて他にないからな。そりゃあそうですよね。気持ちはわかる。

　しかしカジノにも欠点というか問題があって、まあ競馬とかもそうじゃんという話なのだが、依存症を助長するのではみたいな声がある。競馬は「もうある」からともかく、新たに出来るもんはこういう批判をかわす必要が出てくる。あとなんかカネが無いのに行くやつを止めろとか。

　それで、入場料を取るとかなんとか言ってるが、そんななあ大した制約にはならない。そもそも個人が破滅するくらいカネを突っ込んで欲しいわけじゃあないですか。理想の形としては、民間企業から全力でカネを引っ張ってくる。全額張って負ける。で、破産なりなんなりでこの借金をチャラにする。そうすると、国の側は個人からだけではなく、民間企業からも結果的に追加的な税収を得ることができるようになる。年間1万人くらいこの形で破滅してくれれば、バカにできない額になる。だから、健全な遊戯の建前を張りつつ、実態としては借金をしてでも遊んで欲しい(※単に陰謀論で、本当にそう思ってるかは知りません)。ただ、建前上は、収入に対して一定額までしか賭けられないなどの制限を張ることによって、健全なＩＲを導入したい。無理だと思うけどまあ気持ちは分かる。

　そのさきがけにすればよい。つまり、マイナンバー登録型会員カードの導入だよォッ！！　マイナンバーと収入は紐ついている（たいていの場合）。ギャンブル依存症防止の目的でのみ、このマイナンバーからの情報を集約することにする。とだけ言っても批判はあるだろうが、その批判は「それがないとパチンコ屋のプレミアムが受け取れない」程度のデメリットの前では無効である。見られたく・集約されたくないんだったら、行かなきゃあいいんだから。そこまでしてギャンブルしたいのか？　

　そんで、ひとたび導入したらあとはその制約をちょっとずつ緩めて行けばいい。最初一回大騒ぎした後、この騒ぎを持続することはできないみたいなことを伊坂幸太郎が書いてるが、まさにそう。緊急事態も一回ならわりにちゃんとできたが、二回目はもうダメなのはご覧の通り。マイナンバーカードも、「GoToパチンコのため」で導入しておけば、「パチンコやるやつらは国に個人情報を売り渡すバカ」と言われるだけで、マイナンバーとパチンコ遊戯情報、収入情報が紐付けられて管理されることにはそこまで文句は言われないだろう。わからん。高木浩光先生とか怒りそうですが。

　なお、当然のことだが、玉・メダルとの交換記録が残るだけで、玉・メダルなんてなんぼ増えたって金銭的価値は一切ないのだから、課税の対象にはならない。むしろ、遊戯に「使った額」が正確にわかるんだから、少々控除してくれたって良いくらいだぜ。とにかくそういうことで、パチンコの会員証にマイナンバーを登録したところで我々に金銭的デメリットはないのである。

　そんで、まあその、来るIRに備えて、もしギャンブル依存症が発症しそうなくらい通ってたり玉・メダルを借りてた場合は、このシステムを使って物理的に制約をかける。具体的には、年収の30 %を越えてメダルを借りることはできないとかね。専業主婦とかちょっと困るか。

　で、これに同意してくれる場合には、このマイナンバー登録済会員カードに1回のみ、プレミアム貸し玉を付けてくれるってワ・ケ。それだって単に交換すれば500円浮くわけだが、繰り返し性がないとなれば、これを増やそうって突っ込みだして、もう10000円分入れたんだからもうちょっと……！　となる人が出るのは請け合いである。

　世の中にはせどりとかで小銭を稼ぎたい層があって、こういう人たちはこういう差益に敏感なので、別にパチンコは打たんが、近所のパチンコ屋でマイナンバーカードを登録して500円 getしよう！　みたいな記事に引かれて登録しにいったりする。で、こういう人たちが全員ストイックなわけはないので、何人かは「どうせだったらやってみるか」と思って打ち始めて、新規参入者も増えるかもしれない。

　聞くところによるとマイナポイントもなんか余ってるらしいし、マイナンバーは導入したいのに進まねえなというのが正直なところなんでしょう。これしかないっすよ。ぼくのかんがえたさいきょうのGoToパチンコ。批判に負けずにぜひやって欲しいですね。

　2020年12月15日 06時30分の測定結果

　体重:100.80kg 体脂肪率:32.50% 筋肉量:64.55kg 体内年齢:48歳

　2020年12月16日 07時41分の測定結果

　体重:101.50kg 体脂肪率:32.90% 筋肉量:64.60kg 体内年齢:48歳

　2020年12月17日 07時54分の測定結果

　体重:100.90kg 体脂肪率:33.10% 筋肉量:64.00kg 体内年齢:48歳

　ヒエー。101.5はヤバイぞ。

　一応、あと残っている仕事は多分今日中に終わる……かな……？　いや終わらせる。見てろって。そんで、これが終わって明日出勤すれば、あとは年末まで3時間くらい働けば終わりですからね。もう痩せるしかない。終わらせるぞ。そんで取り合えずバッチリ寝たいですね。