　インフルエンザワクチンの時から思っていたのだが、太っている以外概ね健康な独身中年男性が「かかりつけ医」を形成するのって不可能じゃあないですか？　まず「かかりつけ医」状態になる条件が判然としない。学校と通学路と図書館で各1回以上会って、そのうち1回以上好感度の上がる選択肢を選ぶと「かかりつけ医」状態になるとか分かってればまだしも（かなりハードな条件だから、この場合は諦めることになると思う）、そこが不明だからさあ。

　というのは、だから、まずことの起こりはインフルエンザワクチンですよ。去年までの職場は、インフルエンザワクチンがほぼ義務だったし、そもそもワクチン接種希望調査票みたいなのが回って来てたので、それに「接種します」と書いて出せばそれで良かった。ワクチンが届いたら連絡が来て、適当な時間に看護師さんを捕まえて打ってもらう。「キンキンに冷えてますよ～」とか言われながら打って貰えばそれでOK。ってな感じだったが、今年がよお。まあなんか、できることはやっておきたいじゃん。無手無策でインフルエンザにかかりましたって言ったら怒られそうだが、インフルエンザワクチンを打ったがかかりましただったら許される可能性もある。ただまずなんか10月26日くらいまでは若者は黙ってろみたいな雰囲気でしたよね。そんで10月26日から探し始めてさあ、電話するじゃん内科とかに。したら「かかりつけ医にご相談ください」って言われるのね。いないが？　いるの？　普通？　いなくない？

　歯医者以外の病院なんて下手したら5年くらい行ってない。健康診断は行くけど、健康診断は健康診断センターみたいなところでやるし。って言う人そこそこ多くないすか？　で、こっから誰かを「かかりつけ医」にするにはどうしたらいいんですか。なんかどこかで「かかりつけ医」会員権を奪いあったりしてるわけか？　そんでその戦いに勝った時にかかりついていた医者が俺の専属「かかりつけ医」になるわけか。（今、マンガBANG! というアプリで嘘喰いが全巻公開されているんですよね。昨日から賭郎の話が出てくるのはそのせいです）

　というのは冗談としてもだよ。じゃじゃじゃじゃあ、どっかの内科にかかろうとするじゃん。なんのために？　歯医者ならまあいいよ。歯の検査とかしてくれんじゃん。なんならホワイトニングとかも頼めるでしょ。内科ってそういうサーヴィスないですよね。とりあえずじゃあ、やることもないので胃洗浄でもして帰りますか～とはならないじゃん。

　だから「かかりつけ医」を"新たに"構成するのが結構難しいんだよ。次になんかちょっと風邪とか引いたときに、病院にかかる。そこの診察券を入手して、そしたらきっかけができるから、以後は病気していなくてもかかることが可能になる。フラっと立ち寄って、好きな映画とかの話をする。誕生日にはプレゼントとか送るんですかね。ある時ランクが上がって、「かかりつけ医」になる。そういうことだと思うんだが、この1回目がハードル高いじゃん。

　それとも何か？　なんかあんのか？　患者が欲しい医者と、かかりつけ医が欲しい患者をマッチングするアプリみたいなやつ。Tindoctorみたいなのが。それでまず「いいね」みたいなのを送って、アプリ上で何度かやりとりした後、実際に出会ってみるわけか。「写真で見たより、キレイな内臓していますね」「先生も、プロフィールで書いてるより、腕がイイじゃないですか（笑）」みたいな会話するわけ？

　それも平時ならそういうアプリを通した出会いとかを悠長にやっている暇もあんだろうけど、今何せホラ俺札幌市民だからさ。病床逼迫でお馴染みの。ここにそのなんか花束とか持って「僕の……かかりつけ医になってくれませんか！？」とかやってたら、最悪袋叩きまであるじゃあないですか。じゃあでもどうすりゃあいんだよって。発熱したら「かかりつけ医」にご相談してくれっつうんだよね。いやこれをきっかけに「かかりつけ医」になって欲しいんだけど。そういうわけにはいかんのかね。

　だからその～、まだそこまで感染拡大してない世間の皆さん、今のうちに作っといた方がいいですよ。「かかりつけ医」。俺ですか。俺はもうダメですね。諦めます。いいんです。死んだら骨になって痩せるので、それはそれで……。

　2020年11月13日 08時58分の測定結果

　体重:99.10kg 体脂肪率:31.60% 筋肉量:64.30kg 体内年齢:46歳

　最後が締まらん結果になって残念ですが、今日でダイエットは終わりです。明日はベストのボタンが張り裂けるまで飯を食うし、明後日以降は少し解放する。やるぞ〜(何をだよ)。