時の流れはやわらかさを奪って

 昔、テレビ番組で(たぶん)恐怖の味噌汁…… ってすごい怖い声でナレーションやって、ホラー風の運びをして、最後に「今日、麩の味噌汁よ」って落とすコーナーがあったと思う。「青い血」とか、「悪魔のぬいぐるみ」とか、「茹でた孫を食べる爺」とかそういうのがあった。結構好きだったし未だになんとなくぼんやり覚えている。ゆで卵を食うと思い出す。


 という話を煮卵食いながらしていた。そしたら、「恐怖の味噌汁のコーナー」で検索かけたら該当の番組が見つかるよって言われて、へーって思って検索してみたら、まずテレビ番組ではなくてラジオだった。それはいいんだけど、放映期間が1974年から1985年10月までだった。


 俺生まれてんの1985年3月なの。放映期間、ちょっとは被ってるけどさあ。流石にこれは記憶はできないでしょ。あと映像もないでしょ。再放送? スペシャル回(ちょくちょく復活スペシャル回はやっていたらしい)を聞いた? 

 わからないけど、ちょっと謎だなって思った。ラジオを録音していたのを聴いていた? そんなコアなラジオリスナーが身近にいたかなあ。


 それで、「ちょっと怖い面白いやつ」で思い出したんだけど、多分志村けんのコントで、「スイカを食べ過ぎるとお腹からスイカが生えてくるよ」って言われながら志村けんががっぱがっぱスイカ食ったら、本当にスイカ人間になるやつ、あれ演出ホラー風で少し怖かったというか、未だになんか印象を覚えているので結構怖かったんだと思うけど、なんと知人も「わかる、怖かった」と言っていて、だからアレは当時の幼児? 子供? にそこそこトラウマを与えたのではないかなあ。


 とこのように過去を振り返っているのにはちょっとだけ理由があって、先日顔を滴る汗を拭いてたら拭きすぎて顔が痛くなったのでタオルをおろしたという話を書いた。で、このタオルが存外にふかふかで大変心地よいので、ま、なんか引き出物とかで貰ったやつとかを大解放して、古いゴワゴワのタオルは掃除などに使って捨てようと思った。


 思ったのはいいのだが、この古いゴワゴワのタオル、はていつから使ってたかなと考えると、ターニングポイントというか、確実に覚えている出来事があって、それを起点に考えると最低でも7年とか使ってる。そらあ。そらゴワゴワにもなりまさあな。


 靴下は半年に一回くらい、全とっかえにすることを一昨年くらいに決めてとても楽になった。下着とシャツは定期的に買う。それより外側のものは、まあなんか自然の流れで増えるものとかでどうにかこうにかやっていて、特に不便もないというか、もういまさら新しいものを買って感動するとかめっちゃ欲しいとかもない。足りなくなったら買う。破れるとかほつれるとか、なんかまあだめだなってなったら買う。


 タオルはいつが替え時なんだろうか。


 いや俺が石油王だったら答えは一択で、「毎日」ですよね。毎日買って毎日捨てれば最高のふわふわを常に体験できる。でも石油王ではないので、それはちょっとやってられない。

 ほんで、難しいのが、このタオルのふわふわ-ゴワゴワはスペクトラムなのである。ジムのタオル会員なのでジムではジムのタオルを使っているが、これ、うちの旧タオルに比べればふわふわだが、かといって「ウッワ全然違う、今すぐうちのタオル替えよ」ってほどにはふわふわではない。つまりタオルというのはそういう風にへたっていくもので、ある日突然石版のように硬くなってもろく崩れ去ったりしてくれればわかりやすいんだけど、そこまで唐突な変化なく連続的にゴワっていくわけで、じゃあどのタイミングで替えりゃアいいんだよっていうのがねえ。分からなくてねえ。7年が長いのは分かるんだけどねエ。


 ってなことを考えて一日を過ごしていました。無益。


 まだタニタ復活してない(と思う)ので、体重だけ書いておくと95 kg。ンー、、

 まあ、とりあえず明日終わらしてっすね。買い物買い物。スープスープ。ジムジム。全部できるかな。


 

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