純粋脂肪批判

防寒装備2019

　こんにちは。コブサラダを食いながら失礼します。うまいんだけど、コブサラダってなんなのかわからないまま食ってます。構成要素は鶏肉、レタス、豆、玉ねぎ的なやつ、アボカド、トマト。アボカドサラダとかトマトサラダとかチキンサラダという名前じゃあないということは、ゲシュタルト心理学的な感じで、要素の和だけで説明できない全体性があるということになり、特定の組み合わせをすると錬金大成功みたいな感じでネームドユニットとしてのコブサラダが生まれるのか、と書いたところで「考案者の名前説」が出てきて、いやでもこの組み合わせに著作権主張します？　って思ったところ、「コブ」には「混ぜる」という意味があるという話が飛んできて、事態は錯綜していますが、じゃあなんだろ、caper、oil、beans、の頭文字をとってコブ説とか唱えればいいのか？　ケッパー入ってたかどうかは忘れました。

　とにかくうまかったです。ご静聴ありがとうございました。

　本題は防寒装備で、東京のみなさんは-1.2℃で苦しんでるらしいので、その状態だと流石に多分新千歳空港から一歩出たら全身の血液が凍りついて死んでしまう。まして排雪作業なんてやろうもんなら、なんだっけ、水瓶座のカミュのオーロラエクスキューションじゃない方の技、えーっとフリージングコフィン？　みたいに、天秤座のなんかロッドで叩き割るまで行動不能みたいになってしまう(排雪作業の方が考えようによってはダメージ少ないのは何故だ？)。

　ってなワケで、防寒装備について現状の結論をお伝えしていきたい。

　まず長靴！！　これは良いのを買おう。最初支給のゴム長履いてたが、これは寒いというか冷たいというか痛いというか、そんな感じなので、靴下二枚履いてその中にカイロ入れる(そしてカイロが破れて自宅で絶望する)みたいにやってもまだ寒く、ロードヒーティングが入ってるマンションの駐車場でエネルギーチャージしてなんとか雪の中踏み出すみたいな、そんな感じだった。驚くべきことに、ロードヒーティングの上に立つと足がちょっとあったかいってことが分かりますからね。それで嫌気がさして、うちばき付きの長靴、それでも一万円しないくらいのやつ買ったら、一気にQOLが上がった。厚手の靴下1枚で余裕でいける。ということで、初期投資を惜しまず良い長靴は用意されたい。つか北海道の基本的なフォーマルを防寒長靴にすべきでは？　スーツはまだいいとして、日中、革靴は厳しすぎるのでなんかそれらしいブーツを履いてるが、これ長靴のがイイなーって思ってる。安全だし。マナー講師！　出番だぞ！！

　で、まあついでに言っとくと、靴下はやはし多少厚手のがいいですね。長靴が良ければ二枚履きでも対応可能だが、洗い物が増えるのと、なんだかんだ雪入ったり汗かいたりで靴下濡れちゃうので、時間があるときは履き替えたくなる。そんときに二枚アオーッってなりながら脱いでカバンにしまってまた二枚履いて、とかはダルいので、厚手一枚でスッ、サッ、とやれると良い。

　手袋については、ちと高いけど防寒手袋を二枚用意しとくと良い。これは二枚履く(北海道方言で、手袋をはめることを履くという)(道民は普段四つ足で歩行している(雪道が滑るからである)ので、前足だから「履く」って素直に思ってしまう)のではなくて、洗い替え用。一枚は貰ったんだけど、熱が篭る、色々あって濡れる、二重構造、みたいな条件によって、毎日乾かしても木曜くらいにはなんか匂いが出てしまう。なので、2日ローテくらいで洗って使えるようにしとくと良い感じ。まあこの辺は、布でなければなんとでもなると思う。初期装備が良かったからそう思うだけかもしれないが……。

　どうしてもアレな時は、軍手の上にグリップ(コンビニとかに売ってる、皿洗い用ではないゴム手袋のこと)でも凌げなくはないらしい。試す気はあまりない。

　そんでヒートテック、特にタイツね。今回最上級のヒートテックタイツ(なんか極暖みたいなやつ)にしたが、まあタイツさえ履いてれば別にそんな良くなくても大丈夫かなあ。タイツは何が良いのかというと、肌に密着するんで、腰とか冷えるところに貼るカイロを貼りやすいというのがポイント。作業着とかだとカイロと肌の間に空間が出来てしまうので、カイロ効果が感じにくいんですな。

　腹巻きも買ってみたが、まあなくてもイイかなーという気はする。するんだけど、懐石料理ってもともと腹減りすぎてあっためた石を懐に入れたらなんかちょっと空腹が紛れた気がする！！　的な、かなり追い詰められてんなお前って感じのが由来だと聞いたか美味しんぼで読んだ気がするが、少しその効能があるかもしれない。というのは、腹巻き巻いてるとなんかあんま腹が減らない気がする。寒い、腹減った、あと一個なんか(眠い？)が一揆発生の要因だと聞いた覚えがあるが、ちょっと分かるなーと思うのが、寒い中の空腹感ってヤバいんですよ。すさまじくひもじくなる。だから食い過ぎてしまうのだが、腹巻きはもしかしたらそれを抑制する力があるかもしれない。

　あと微妙なセンだがコンタクトレンズにしとくとイイかもなーと思う。俺はコンタクト怖くて(単純に目に入れるのと、抜き忘れと、紛失の三点が怖い)つかってないのだが、ネックウォーマーを鼻まで上げるとあったかいんだけどメガネが曇りまくる。曇り止め塗ってみたけどあまり効果はなかった。いっそ開き直って目出し帽にすれば逆にイイかもしれないが、そこまででもないんだよね。で、結局ネックウォーマーはなんとなく首にだけおいとくみたいにしているが、対処可能ならばもうすこし位置をあげたい。完璧を目指すみなさんは検討してください。

　あとはもうちょい薄手であったかい防寒着(上着)があれば欲しいなーと思ってるが、まあ普通のダウンベストみたいなやつで暖かさ的には事足りているので、ここは妥協している。必須事項としてはフードがついてること。目出し帽で行くなら不要だが、ヘルメット被る関係上ニット帽は被りにくくて(被らないこともないがウザい)、耳が寒くなっちゃうので、ヘルメットの上からフードを被ってって、耳を暖めていくと。薄手であるのが良いのは、光るチョッキを着るときとか、なんか他に装備を取り付けるときに厚手だとちょっとダルいという問題が発生するため。ただ、「これだ！！」ってのが無くて、結局あと二週間になってしまったので、まあいっかなという。なんかすごいイイのあったら追記します。

　あとは惜しみなくカイロを貼っていけば、-12℃の8時間外作業までは対応可能であることが証明されたので、これで足りなきゃあとは肉体改造して「あついしぼう」を身につけてください。そこは相談乗りますよ。なんなら食事メニューも作る。作るというか俺と同じもん食えばいいと思う。昨日はオフだし、肉の日なので肉を食べた。

　にもかかわらず謎の減りを見せた。

2019年02月10日 10時03分の測定結果

体重:88.95kg

体脂肪率:28.20%

筋肉量:60.60kg

体内年齢:41歳

　それで嬉しくなったのと、筋肉瞬殺だったのが怖かったのでジムに行ったが、いやージムってもしかして運動するのにすげーいい環境なのでは？　程よく暖かいから汗かくしね。満遍なく筋肉を鍛えられるし。これはあくまで仮説なのだが、排雪作業員とかやってないで、毎日きちんとジムに通った方が痩せる可能性はある。

　ただなー、前も書いたが、排雪作業とか、とにかく仕事になると、例えば早朝でも出られるし、仕事ある限りはきっちり毎日通えるんですよ。ジムよりなんぼかダルいくらいだが、まあ行くかーって行ける。これがジムになると途端に行けなくなる。バカどもに自由意志を与えるな！　って感じはある。支配されて行きましょう。