木枯らしの旅

木枯らしが落ち葉と遊んでる

 街路樹はもうすっかりはだかんぼう


 黄色い絨毯を駆けていく子供達

 それを見て遠い記憶の旅に出る


 あの頃は何もかもが新鮮だった

 何も知らなかったけどその分すべてが輝いて見えて

 今思えば無駄な事ばかりしていたけれど


 将来の夢は1日単位で変わっていった

 なりたいものはたくさんあったけど

 どれ一つ叶っていないのが現実で


 赤や黄色、彩り豊かに装う山々に

 季節の不思議を感じるよ

 もう何回この景色を眺めただろう


 心のモヤモヤは晴れないけれど

 それでも一歩ずつ歩いて行くよ


 この騒がしい木枯らしに背中押されながら

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