CONFIDENTIAL TALK

「錬金術の有名な話といえば、フランケンシュタインだったっけ?」

そこへROXYが話の腰を折る様な質問をぶつける。


「それはモンスター小説のキャラクターでしょ?マッドサイエンティストとは違って、錬金術師達は真剣にホムンクルスっていう人体生成の術や、蘇生術を試みていたのよ。」


「あら何が違うの?似たようなもんじゃない?」

ROXYが悪びれずにケロッと言う。

まったくこいつは!


「全然違うッ!錬金術は現代科学の発達と進化にも寄与してるんだから!」

一応リケジョだったあたしはアルケミスト達のプライドの為にも憤慨して反論した。

まあ、実際には錬金術自体で知っている事など、彼女に毛が生えた様な知識なんだけれども。



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