第14話

…....それでも,『どこかで「理解がしたいだけなんだろうな」...と思っていた。』


【体調は不良】だった。

…だが。…父と親子

であるといゆ『理解』から


彼は精神を保つのと体の回復をおあずけし,

『話しに応ずる様にした』。


…相手は喜んでいるふりも見せず,


『…体調はどうだ』。ときいてきた


…(…───記憶力が無いのか。…───?…)つい数日前もその前もその前も,昨日も,『体調は悪い』『精神もわるい』と示唆してきた筈だった。…


『しかも今は回復中だから話しかけ無いで欲しい────。』と再三言って来た。


【…あえて無視しきて居るのか。?】…それとも,1日足らずでこの損傷が元通りに直ると思っているのか。…出来るだけ『その奇跡に』近付けようと思って居るのに。…その為に【一人になっているのに】。


…『そんなに早くは良くはならない』。


『おやじ』は,こう言った。『一人で抱えてないで【仲の良い友人】に喋ろう』。


まるで精神科医のようだ。…なにかのお手本だ。

「カウンセラーだ」。

『…気持ちはありがたいが,それに変わる事はしている』…心配には至らないよ。…と付け加えた。

…すると,

本を差し出してきた。…『自分の好きな【森鴎外】の本だ。』…これを,よめ,と言うのか。

…自分の色に染めたい訳だな。…

…なんでそんなことを。…あたまには?があった。

…ただ,意味はわからないから,【拒否した】。



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