驚きのように

教会に着いたら最初に見えたものは号泣していた神父、愛美と調教用のあっは~んな道具とハァハァ言ってたシスター、実が土下座していた。


普通の人なら逃げていただろう。

特に実相手だったら。

黒梅も引き気味だ。

当たり前っちゃ当たり前だけど...


ミカエル「流石に黒梅も引いているぞ。」


そして鼻水が垂れていた状態で頭を上げた愛美。

なんか可愛い。


愛美「ヒグッ......ですがぁ」


ミカエル「神父がこんなんでどうするのよ。ちゃんとシャキッとしなさい。」


ぐすっと鼻水をすすった後、いつももの顔に戻ってホッとしたボク。


黒梅「実はこの玩具を片付けろ。」


そう言ったら無言で玩具を片付けた。

こいつは素直でいいんだよ。

だけどな。


ミカエル「ねぇ、実、ちょっと来て。」


実「?何でしょう?」



あの二人から離れてボクはいつもの無表情で話し出した。


ミカエル「実、いつまで隠すつもりなの?









君が堕天使ということを。」



実「.........」




予想通り無言になった実。


そう、彼は堕天使なんだ。

最初から気付いていた。


そしてなにか視線を感じる。

振り返ってみたら


































愛美「どういう意味?」















驚きを隠せなかった顔をしていた愛美と黒梅が立っていた。












































続く、

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