第4話
『ホワイトボードの部屋』。
『一間(いっけん)の長テーブルが横に繋げてある物が平行に列になって並んでいる。』
そのパイプ椅子に股がり野生のアイツがその正面にいる『オス』に話しかけている。
…「…ねぇ,【カメって好き】?」
…「え?…」(カメ?)…肘をつくようにテーブルにのしかかり話しを合わす。
その張られた足はミニの短い丈の着物を強調している。…いまやマントはパイプイスの上に折られている。
「カメ..ねぇ…好きだけど。かわいいし」
(…泳いでいる姿をそうぞうしてみる)。
(足をバタバタさせて水上へと滑復する姿。)
(腹をみせて水中を滑るその姿は「ウミガメ」を思わせる)。
「ウミガメとか可愛いよね。」
…ニコッと笑う『オス』は,緊張感を貫く歯痒さを秘めているぎこちなさがある。
「…かわいいよね~!」
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