900人の極道『国』編

芝野太郎

第1話

~プロローグ~


『無視されている状態で【なにかをやっているトキ】が....自分でいられる気がする』


人に伝わるよりもむしろ,『だれかに受け止められてる』気がする…....


人に届いている【確証はない。


…だが思念は通じる。

『見えない世界』へ伝わってゆくと感ずるのだ。


手紙は……...霊が読んでくれる,のかも知れない。


人が止める部分を,この世は貫いてくれる。


つたえたかったのは,個体に対してではなく,その個体に『見える』戦力に対してだったのだろう。


おそらく投げたメッセージは….『その次元の誰かが拾う』…それはときを超えて『その次元を見た』何者かが拾うのだ。


それを信じたトキにじぶんは自分であれる。


…それは本当に『伝えたい相手』ではなかったかも知れない…


…だが『あるべき所に居る』者のところに行く……


つまりそのメッセージは…自分一人の物ではないのだ。…...



…それがわからない者は間違いをおこす。


…たしかに人はメッセージが届く相手はえらびたいものだ。


…だが,【相手がそれを失ったなら】,『あいてみずからが『その利権をだれかに渡す』なら』,それに従がうしかないのが事実だ.......


だが,…それが抱えてる者のところには届かない。

…【それは『通す役割』を【止める役割】と担ってしまう,ワガママだったりもするのだ....】


『…情報を通る事を『邪魔』するもの...』


…【せき止める】役目になってしまったばあい.....


…責められても仕方がない。


【この世をせき止める事を『自らの自由だ』と言う事は,【そこに自身の『個体としての我』がある。】】


【そいつには用はないのだ】。


『…おそらくその向こうに用がある』。


『…それは『霊』であったり『人間』であったりするかも知れない…』


【だれかを助ける事にも繋がる…..】


【それが姫の精霊の意志なら…...】


『捕まえている『犯人』を【倒す事だって】必要だ』。


『それは暴君…』


『あるべきところに情報が行かないようにするしくみ。』


『…善側の意思をせき止める必要なんてどこにもないのだ』。


『【それは個性ではなく】,【邪悪に従がっている】だけのことだ。』



【この世は軍】。【何の為に戦うか】。


『その国(と言う個人)がたたかう者が軍なのだ。…それ以上の『個性』はない』。…

それは選ぶ者であり,性格ではない。..



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