それなんてディストピア
突然ですが。
糖分に税金をかけようとしている勢力がこの国にはあるようです。
甘いものは嗜好品ですからね。
酒やタバコなんかもそうですし、そういう議論があってもいいのかもしれません。
でも酒タバコは課税によって、消費が減少し、結果的にそれらの文化が衰退していっているような気がしています。
一般論というより、わたしが勝手にそう思っているだけのことかもしれませんが。
ということで。
社会派のわたしらしく、今回は課税について考えてみたいと思います。
ほら。
巷では憲法改正の噂も囁かれていますし、みなさんも法律について関心が高まっているのではありませんか?
憲法と法律は遵守レベルが違うかもしれませんが、そこは気にせず本題に入りましょう。
*
Q. 糖分課税がまかり通ると、どうなるでしょうか?
A. 痩せたい勢力には少し良い施作なのかもしれませんが、結果的にPOISON。
糖分を摂取すると太るし、その糖分分の課税されるわけであります。
一方、糖分を控えるとダイエットもできて、お財布も節約できる。
一石二鳥的なことわざが似合うアレですね。
(課税の有無にかかわらず、一般的にダイエットってそういうものかもしれませんが)
でも、課税観念が行き過ぎるとどうでしょうか?
たとえば、炭水化物を含む食品はその配合量に応じて課税される世界線ではどうでしょう?
炭水化物の摂取を控えると身体を動かすエネルギーが足りませんので、炭水化物の摂取は避けては通れないわけです。
つまり、炭水化物税が導入されると、ほど全ての人々が税金を払わなければならなくなるのです。
えっ?
炭水化物がなければ、タンパク質を摂取すればいいじゃない?
マリー、キミはなんてアントワネットなんだい?
その場合、きっと先の炭水化物税同様に、タンパク質税ないし筋肉税が投入されるに違いありません。
この地球にはある一定数以上、筋肉は裏切らない教に入信している方がいらっしゃいます。
そう。
それはまさに政府にとっての格好の的。
この世界線の延長では、筋肉量におうじた納税が義務付けされていることになるでしょう。
働けば筋肉がつき、結果的に税を納めることになります。
税金逃れのために痩せ細っていけば、やがてエネルギーが足りなくなり死にます。
もう一度言いますが、痩せれば死にます。
進むも地獄戻るも地獄、筋肉地獄。
納税者はきっとみんなムキムキですね。
結果にコミットする納税。
明るい納税。
この納税には筋肉量を測定する必要があるので、国民皆健康診断も可能になるやもしれません。
あ、これはこれでいい世界線かもしれませんね。
しかしながら、一方で、現実世界同様、さらに盲点を突いた課税逃れをする輩はでてくるものです。
筋肉量によって課税がなされるならば、筋肉を発達させないようにDNAレベルで改変治療をする勢力もあらわれるでしょう、きっと。
節税のための遺伝子治療。
PCみたく、外付けのエネルギータンクなんかが人間にも接続できるようになれば、脂肪や筋肉なんかは溜め込む必要がないのかもしれません。
機械の身体が欲しいとか言っていた人もいましたが、こういうことかもしれませんねメーテル。
ですが、さらに問題は発生します。
今でこそ、遺伝子治療は保険対象外だと思いますが、
それらが保険対象となると政府の医療費負担は増えます。
それだけの負担を補填するために、政府はまた新たな課税対象を探します。
次は地球温暖化対策とか適当なことに託けて、CO2税もとい呼吸税の徴収に向けて国会が動くかもしれません。
*
ルールをつくれば、ルールの穴を掻い潜る勢力があらわれる。
そして、ルールの穴を塞ぐためにまたルールをつくる。
規制がかかるように正のフィードバックがかかってしまいます。
法律や規制でがんじがらめの国民。
ほら、結果的にPOISON。
ということで、糖分課税は見送りませんか?
できれば、勤労の義務なんかの条項も憲法からこっそりなくしていただけません?
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