初恋は二度繰り返す
初恋は二度繰り返す
当たり前のことを積み上げていく
何でもない日々なのに
何でもないことが何でもないと
何気ないことを手繰り寄せて
だから君を抱き寄せて
不器用な言葉に寄せて
時の砂を零さないように
それでも掌をすり抜けて
落ちて消えていくとしても
この瞬間を焼き付けるように
初恋を二度繰り返すように
君を想う
その仕草
言葉遣い
その癖
何気なくて
何でもなくて
ありのままで
ありふれて 気ままで
猫みたいで
コーヒーを飲む君と
コーヒーを飲めなかった僕が
君に毒されて惑わされて
コーヒーを飲んでみようかな、だなんて
犬みたいに尻尾をふる僕が
何気なくて
何でもなくて
巫山戯あって 時々塞ぎこんで
だから、その手をさしのべて
エガオもカナシミも共有してさ
明日へ歩む事が
未来へ光射すことなら
照らす光そして影
全部、ぜんぶ、僕と君だから
初恋を二度繰り返すように
君を想う
初恋を二度するくらいじゃ足りないくらいに
************************************************
初出:小説家になろうにて、にゃん椿3号様主催
新春萌企画「初恋は二度くりかえす」参加作品
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます