仮面の騎士

 敵は仮面の騎士だった。俺は「舐めた格好だぜ。どうせ人前に出られないような不細工なんだろ」と長台詞を吐いて駒を進める。敵は何も言葉を発さなかった。数合の斬り合いの後、俺の槍が敵の仮面を剥いだ。その素顔は絶世の美女、女だった。俺は一瞬のうちに恋に落ちた。

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