第6話;勉強会
昨日の晩、僕は修羅場と言うものを知った。妖精に出会ったと言う話に最初、小百合ちゃんの母親は驚いた。だけど話の続きを聞いて顔が曇った。そして言葉を選んでいるかのように黙り込んだ後、慎重な表情で話し出した。
「そうでしたか…。それはそれは…幸運でしたね?妖精はなかなか、人前に姿を現しません。特に、人間の大人には警戒心が強まります。今は会えなくなったようですけど、またいつの日か、博之さんの前に姿を現してくれると良いですね?」
結果、彼女は話を合わせてくれた。だけど心の声は聞こえていた。
『小百合に嘘を教えないで!』
本当は説教をしたかったはずだ。だけど彼女は僕の、小百合ちゃんの夢を壊したくない気持ちにも気付いてくれたのか、だから話を否定する事は良くないと思ったのか…とにかく、本心ではない笑顔で返事をくれた。
それなのに僕は、演技に合わせる事が出来なかった。本当なら笑顔で『そうですね』と応えるべきなのに、下を向いて黙ってしまった。ドラゴンの件でも嘘をついている。罪悪感を覚えていた。
「お母さん。妖精さんはどうして、クローバーの種を撒くんだっけ?」
その重過ぎる空気を小百合ちゃんが解く。
「妖精さんはね…」
すると彼女は再び、優しいだけの母親に戻った。我が子の頭を撫でる時の表情を取り戻し、その理由を話し始めた。口調も、違った意味で厳しいものに変わった。僕は耳を尖らた。妖精に関心がある訳ではない。彼女の話を信じている訳でもない。でもこれ以上、彼女に冷たい視線で見られたくなかった。今後の冒険で役立つ話だとも思った。
「綺麗なお水しか飲めないからよ。残念だけど私達が飲んでいるお水は、少しだけ綺麗じゃないの。人と違って妖精さんは小さいし、食べる物も違うから、普通の水は飲めないのよ。だから種を撒く代わりに、四葉のクローバーさんから妖精さんでも飲める水を作ってもらうの。妖精さんはね、お花さんや草木さんと、とても仲が良いのよ。」
(……。)
耳を尖らせたにも関わらず、違和感と嫌悪感で彼女の真顔を見ていた。僕は、妖精に会った事があると嘘をついた。彼女はそれを嫌がりながらも我が子に、妖精とクローバーの関係を教えた。…僕の嘘と彼女の話に、一体どんな違いがあるのだろうか?自分は本当の事を教えているとでも言うのだろうか?
…ただ彼女の存在感は、こう言った話になると大きくなる。その威圧感に黙り込むしかなかった。
それと同時に、2つの疑問が浮かび上がる。妖精の杖と、彼女が作るおやつだ。妖精は、一体どんな姿をしているのだろうか?そして彼女が作るおやつは、妖精が食べられるものなのだろうか?
しかし浮かんだ疑問に、自分がおかしくなっていると気付かされる。彼女の教育方針を否定し、語った話も事実でないと考える僕が、小百合ちゃんにはそろそろ現実を教えなければならないと思う高校生の僕が、その2つの疑問の答えを求めているのだ。
僕の頭の中の比率は、どうなっているんだろう…?現実的な考えをしなければならないと思っている僕と、幻想を信じる比率だ…。半分半分だから戸惑ってしまうのか?それとも、大半は現実的な考えをしながらも、小さな可能性が大きな声で抵抗しているのだろうか?…それとも、その逆なのだろうか…?自分自身がもどかしい。
あれこれと考える内に、リュックに詰め込んだ本を思い出した。父親から買ってもらった、僕が幻想好きになってしまった理由だ。この本を読んでいた当時の僕は、幻想を信じていたはずだ。
「小百合ちゃん、僕…こんな本を持ってるんだ。」
勇気を出して、リュックから本を取り出す。小百合ちゃんに見せる。母親とは話す勇気がなくて、視界から消していた。でも心の中は、彼女に見て欲しい気持ちでいっぱいだった。
小百合ちゃんは恐る恐る本を覗いた。表紙にはドラゴンの絵が描かれているからだろう。
結局、母親に目線を配る。ちらっとだけ…。彼女の視線は僕と交じらず、小百合ちゃんと同じく本に向いていた。
「博之さん。ちょっと、読ませてもらって宜しいかしら?」
そのつもりだったくせに、彼女の言葉にビクッっとする。裏返った声で返事をし、本を差し出した。
母親が本を開くと小百合ちゃんは隣に移動し、一緒に本を読もうとした。母親が本を傾け、小百合ちゃんが覗けるようにした。しかし読ませる事はせず、かなり早い速度でページを捲り始めた。
少し長い間、彼女は黙って本を読んでいた。そして本を閉じて、僕にこう言った。
「本の内容は…間違って書かれた箇所も少なくないですが、良い本ですね。これを書いた人は、伝承や言い伝えを基に書かれたのでしょう…。」
そう評価した彼女は小百合ちゃんの顔を覗き、本を差し出しながら話した。
「小百合。もし良かったら、この本でお勉強してみたら?」
その言葉に驚かされた。厳しく冷たい教師のような彼女が、間違った事を許せない彼女が、この本を我が子に読めと言うのだ。何故か本がお宝に思えた。
「あっ…。それじゃ、小百合ちゃん。この本、貸してあげるよ。」
「……。」
しかし、喜ぶだろうと思えた小百合ちゃんが僕の言葉に戸惑った。本が厚めなのが負担なのか、若しくはドラゴンに心底怯えているのか…?
「博之さん。宜しければ博之さんも、一緒に勉強…如何でしょうか?」
「えっ!?」
だけど母親の言葉に、僕も小百合ちゃんと同じ反応を示した。理由は明白ではないけど、本が厚めなのとドラゴンが怖いからではない。
しかし…これはチャンスだ。冒険の日以外でも、小百合ちゃんと一緒にいられる。本自体も、久し振りに目を通してみたい。あの頃は、絵だけを見て楽しんでいた。
「一緒に勉強しよ?僕も妖精さんの事、まだ知らない事が多いし、色んな事をもっと知りたいな。小百合ちゃんもそうでしょ?」
少しだけ考えた後、小百合ちゃんを誘ってみた。すると彼女は笑顔を浮かべ、強く頷いてくれた。そこで母親は、再び教師のような表情になってこう言った。
「間違っている箇所もあります。それは、私が訂正して差し上げます。」
その後、悪戯をしたのに反省しない人のような、少し意地悪な笑顔を見せた。僕はつい、笑みをこぼした。その笑顔に色んな意味を感じた。彼女が初めて見せる一面でもあった。
僕と小百合ちゃんは本を通して、色んな事を勉強しようと約束した。僕が本を持参して家にお邪魔し、勉強会を開くのだ。勉強会と言っても、ただ本を読むだけかも知れない。でも僕は勿論、小百合ちゃんもまだ知らない事が多いし、一緒に本を読むだけでも楽しくて有意義な時間を過ごせるはずだ。母親の訂正も含めて勉強をすれば、冷たい目で見られる事もなくなる。
「それじゃ小百合ちゃん、また明日ね?」
彼女の家を出て行く際のバイバイが、以前とは違う意味を持っていた。
そして今日の朝を迎えた。僕は今日も早起きだ。用事がある。小百合ちゃんの家に遊びに行くのだ。
ただ、勉強会を開く事に少しの躊躇いがあった。母親の事だ。体調の事も気になるけど、未だ彼女との間には近寄り難い境界線がある。本の間違いは彼女が訂正してくれると言う。その行為に、いつまで正気でいられるかも心配だ。
下の階へ降り、小百合ちゃんの家のインターホンを押す。早いタイミングで扉が開き、彼女の笑顔と、元気な声が確認出来た。
「お兄ちゃん、おはよう!」
その言葉に心が和む。彼女が持つ不思議な魅力に、僕はどっぷりと漬かってしまっている。
「おはよう!お邪魔するね?」
僕も笑顔で答えて家に入る。奥には誰もいない。聞くと、母親は床に就いているそうだ。普段から横になっていなければならないらしい。本当にお邪魔しても良いのか?と考える。僕がいる事で、母親が気を楽に出来ないなら申し訳がない。
しかしマイペースな小百合ちゃんは台所へ向かい、氷が入った麦茶を持って来た。そして僕の方を見て、ニコッと笑った。何かを待っている、期待している笑顔だ。
早速本を開く。彼女はもっと大きな笑顔を作り、全部の歯を見せてくれた。
「さて、今日は何を勉強しようか?」
僕の言葉に、彼女が想像通りの返事を返してくる。
「妖精さん!妖精さんの事を、もっと知りたい!」
勿論、その提案に異議はない。
妖精の記述が載っているページを開くと、彼女は僕の隣まで椅子を動かし、体をピタッとくっ付け、テーブルから身を乗り出した。僕は、少し恥ずかしがっていた。
妖精…。幼い頃には関心を持たなかった。その当時に、妖精のページを開いた記憶がない。好きだったのは、ドラゴンやミノタウロス、クラーケンなどの強そうなモンスターだ。
今更ながらに見てみると、妖精は様々な姿と名前で呼ばれている。フェアリー、エルフ、ピクシー、ノーム、シルフ、ニンフ、ウンディーネ、サラマンダー…。スプライトと言った名前もある。驚いたのはゴブリンやトロールのように、見た目を醜く描かれた者も妖精に属し、ドワーフやホビットのような、今まで小人と思っていた者も、妖精の仲間として分けられていた事だ。
「お兄ちゃん!見えない!」
夢中になって本を読む僕に、彼女が頬を膨らます。子守役失格だ。済まなそうに笑って、彼女の目の前に本を差し出した。
「きゃ!」
すると彼女が大きな悲鳴を上げた。本には挿絵があり、色んな妖精の姿が描かれている。童話に出て来る、可愛いくてイメージ通りの妖精の絵もあれば、化け物みたいに描かれた絵もあった。おそらく彼女は、それを見て驚いたのだ。妖精を嫌いになってしまうのではないか?と焦った。SOSを出したかった。壁の向こうには彼女の母親がいる。
「お兄ちゃん、これも妖精?」
彼女が、不安そうな顔で僕を見る。言い訳や嘘は…もう出来ない。したくない。壁の向こうには、彼女の母親がいるのだ。
「あのね、小百合ちゃん…」
だから本に書かれている事を、出来るだけ忠実に説明しようとした。どうやら妖精とは超自然的な存在の総称であり、様々な姿や大きさで、世界中の至るところで伝えられている。ただただ悪戯好きな存在であったり、水や火の化身であったり、人を助ける者もいれば、人を殺そうとする者もいる。となると、宗教で呼ばれる『精霊』と言う存在も、妖精として考えられるのかも知れない。となると…天使や悪魔も妖精になるのだろうか?即ち、目には見えない超自然的な存在を、全て妖精と称するのだろうか?そう考えると、妖精の範囲はとてつもなく広くなる。後で分かった事だけど、中国では妖怪の事を妖精と呼ぶそうだ。妖精と言う存在の範疇は、ますます広がる。
なので彼女にはこう説明した。
「妖精には、色んな妖精がいるんだよ。犬や猫も色んな種類がいるでしょ?お魚さんや虫さんも…人だって、それぞれ顔が違うでしょ?妖精もね、同じなんだよ。」
本に書かれている事や推理した事は、彼女ほどの年の子には伝わらない。もっと簡単に、しかし母親に冷たい目で見られないように説明した。そして妖精には悪い妖精もいれば良い妖精もいて、僕らに挨拶してくれたのは良い妖精だと言い聞かせた。小百合ちゃんは安心したように笑って、僕の言葉を受け入れてくれた。ありがたい事だ。でも、それだけに与える影響も大きい。心が安らぐと同時に、肩に力が入る。しつこいようだが、彼女の母親は壁の向こうにいるのだ。
「ところで小百合ちゃんは、どの妖精に会いたい?」
挿絵を見せながら、安心した様子の彼女に尋ねる。
「これっ!」
「……。」
彼女が指差した妖精は、意外な姿をしていた。僕はてっきり、ティンカーベルのような妖精を指差すと思っていた。可愛い女の子の姿をしていて、身長が10センチあるかないか…。トンボのような羽で
次の学年になるまで、僕らは毎日のように本を読んだ。とは言っても、ほんの数日間だったけど…。僕はドラゴンの事をもっと知れたし、小百合ちゃんは僕が好きな生き物を、この本を通して初めて知ったようで、おっかなびっくりしながらも興味津々に新しい知識を吸収した。
1つ、安心した事がある。彼女が、裏山にドラゴンはいないと断定した。僕は『いるかも知れない』と言っただけなので怒られはしなかった。しかし『もっと勉強しなさい』と、少女に嗜まれた。
やがて新しい学年になり、勉強会は週末だけ開かれるようになった。それが楽しみだった。新しいクラスメイトとの付き合いも少なく、僕は彼女との時間を優先した。
いつしか夏の日差しが強くなり、それまでに僕らは何度も勉強会を開き、妖精を探す旅には3回ほど出掛けた。勿論、妖精は依然として見つからない。そして、彼女の方向音痴も改善されなかった。
彼女はノームに会いたがった。出会えたとして、どんな妖精が目の前に現れるかを決めていた。彼女は強情である。他の妖精と会ったら悲しむ…のではなく、彼らを否定するかも知れない。僕は、出会えるとするなら風の化身と言われるシルフか、木の妖精であるドライアド、若しくは彼女が切望する、土のノームだろうと思った。木々が生い茂る小高い山にいる妖精なら、その内の何かだろうと本から学んだ。シルフなら、僕らが知るティンカーベルのような姿をしているはずだ。だけど例の杖が気に掛かる。シルフには羽がある。しかしドライアドとノームには、どうやらそれがない。と言う事は、あの杖の持ち主はそのどちらかではないか?と考えた。
両者の挿絵と杖を見比べる。しかしそれでも、杖を使う姿が思い描けない。だけど根本からの概念を崩すと、『羽がないから飛べない』と言うのは、鳥や蝙蝠しか知らない僕らの、間違った概念なのかも知れない。
「ねぇ?お兄ちゃん。」
今日も勉強会を開き、僕らは本を読んでいた。本は僕が持ち帰っていた。だけど本棚の目立つ場所に戻しても、先に読むような事はしなかった。
「お母さんがね、ここ間違ってるって…そう言ってた。」
小百合ちゃんが僕から本を取り上げ、とあるページを広げた。先週に読んだ、『ドラキュラ』を紹介するページだ。勉強会の後、母親に何を勉強したのか話したのだろう。母親は、その中にあった間違いを正したのだ。その時の光景が目に浮かぶ。
「あのね、ドラキュラって言うのはモンスターとかじゃなくて、本当の人なんだって。だから太陽に弱かったり、にんにくに弱かったり、人の血を吸ったりするのは…しないんだって。」
聞いた事がある話だ。ドラキュラは昔、ルーマニアに実在した領主で、残忍な行動を執って周囲に恐れられたけど、それは領土の人々を守る為の手段であり、実は名君だったとか…。彼女の母親曰く、従ってドラキュラなるモンスター…幻想の生物は実在しないそうだ。
勘が狂う。幻想生物を信じないと母親は怒るのに、通説のようにまかり通った事を否定する。全く、何を基準に存否を言うのだろうか?
ともあれ僕は、本を小百合ちゃんに預ける事にした。夏休みも近い。その間に彼女が、たくさん本を読めば良いと思った。読みたい時に読んで、時として母親から訂正を受ければ良い。僕は訂正を含めて、追って勉強する事が出来る。
そこでまた、変な自分に気付かされる。まさか母親の訂正を聞きたがるとは…。でも実際、彼女の話は現実離れしているものの、理屈が通っている。僕も勉強会を通じてこれまでの概念を捨て、一から学びたいと思った。小百合ちゃんは母親の影響を受けるから、僕と彼女が共通の知識や意見を持つ為には、それが最善だとも思う。
今日も勉強会が終わり、彼女に本を預けた。いつも奥の部屋にいる母親が、珍しく玄関まで送ってくれた。ちょうど良かった。僕は本を預けた事、母親も一緒に本を読み、間違ったところは訂正して欲しい事を伝えた。
「それじゃ小百合ちゃん、また今度ね!」
2人に手を振り、家を後にする。勉強会は週末に開かれ、午前中に始まって午後までに終わるか、午後から始まって夕方までに終わるかだった。僕らは学生だ。本業の勉強を怠る事は出来ない。特に小百合ちゃんは小学生だから、毎日の宿題に追われているはずなのだ。
僕は勉強熱心ではなかった。冒険と空想に現を抜かしている訳でもないけど、やる気が起こらない。実際、一学期の中間テストで多くの赤点を取った。控える期末テストで挽回をしなければならない。
家に帰って、気が進まない教科書を広げる。どの教科も、何の話をしているのか分からない。いつもは開かない筈の本が気になった。だけど今日からは小百合ちゃんの手元にある。
1時間もしない内に深い溜息をつき、窓を開けて夜の山を眺める。そうでなくともこの頃は、裏山を眺める事が習慣になっていた。しかし残念ながら最初の冒険の夜以来、蒼い光を1度も見ていない。妖精は僕に、挨拶をくれないのだ。
(小百合ちゃんは、どうやってあの光を見つけるんだろう…?)
気になる。僕だって1日数回窓を開ける時もあれば、開けた時には数十分も山を眺める時があるのだ。
(勉強や宿題もせずに、いつも窓にべったりと張り付いて挨拶を待ってるのだろうか?)
怪しいけど、その姿は容易に想像出来る。
窓から体を乗り出し、下の階を覗いて見る。残念ながら彼女の頭は確認出来ない。体勢を戻し、外を見て再びぼうっとする。すると部屋の扉が開いた。母親が、夕食が出来たと声を掛けに来たのだ。母親は決して、部屋の扉をノックしない。マナーもエチケットも、プライバシーもなく自分の都合で突然扉を開ける。僕がいない時でもそれをする。母親の趣味だ。
そして僕の母親は暴力的で、ヒステリーを持っている。
「博之!勉強してると思ったら…!次、赤点取ったら承知しないからね!」
「…ご免なさい…。」
小百合ちゃんの心配をしている暇はない。ひょっとしたら、僕の命が危ない。腫れた頬を両手で押さえ、僕は食卓に向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます