堕天使
セラフは震えが収まらなかった。怖いからでも寒いからでもない。興奮が収まらなかったのだ。セラフは堕天使ルシファーの側近である。3大堕天使の1柱である。三大堕天使は、熾天使を纏めるセラフ、悪魔との交流等の外交を主に務めるアザゼル、軍事関連を主に務めるサタナキアの3柱のことである。堕天使と言っても、大きく分けて3つに別れる。一つはただの堕天使。二つ目は熾天使からの堕天使(セラフのようなもの)。3つめは悪魔になるものだ。
魔王のいない
連絡を受けたルシファー。いくら自分が強くても、油断はしない。早速アザゼルに頼み、魔国へと連絡をして貰った。炎帝グリフォンの誇る四天王は、これまでいくつもの国を潰してきた。なので、領土はどんどん大きくなり、今では魔界の中で、この堕天使の国の次に大きい国だ。注意せねばな。ルシファーは戦闘態勢を整えることにした。まだその未知の力を持つものが敵か味方か分からないからだ。
アスタロトはアザゼルから情報を受け取った。アスタロトとルシファーはとても仲が良い。2柱が協力すれば魔界の半分は消し飛ぶだろう。そんなアスタロトも、炎国四天王については少し警戒をしていた。そんな四天王が、今は1柱しかいないという。四天王は魔王と戦えるほど強いのに、それがわずか3、4日で3柱滅ぶという事は、魔王以上の実力がある誰かがいる。実はここ数十年、吸血鬼ダ・レンが魔国へと帰ってきていない。ダ・レンは不死身だから心配はしていないが、魔国の戦力が落ちてしまうのが問題だった。アスタロトはひとまず、ベルゼビュートのいる部屋へと向かう。
サバイバル7日目、、、
魔界は混乱に落ちった。
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