第8話 笑える話

 院試の結果が出た。一次試験を突破できず不合格。そもそも二次試験のドイツ語がやばいので、ダメだった気がするが、試験結果が出た後、教授から連絡。どうやら英語に問題があったようです、とのこと…え?英語?


 一応、米国に住んでいたので、まさか英語で落ちるとは思わなかった。まあ、翻訳とかはしたことないからと思うが、完全に準備不足である。正直、自分でも笑ってしまった。試験受けながら、あぁ、これは準備しときゃ余裕だったなと思ったし、こりゃ惨めな話になるな、と思ったが、ちょっと笑える。ちなみに周囲の人々は、僕が余裕で合格すると思っていたので、不合格の旨伝えると、あぁ、やっぱりドイツ語ですか…と心配そうな顔をされる。が、いや…英語が…というと、え?ちょwwwとなる。うむ、自分でも笑えるからな。笑うしかねえよ。


 ということで、今後のことは白紙。教授から「一度会いに来なさい」とのことなので、月曜に会いにいく。が、しかし、今後どうしたものか。そもそも落ちるとは思っていたので、では、いよいよ沖縄への移住でも考えるか。あと、イスラエルの知人がホームステイしても良いと言ってくれているので、そちらへ語学勉強ついでで行くか。はたまた、なんでもいいので地元に戻って就職探すか。どうする無職34歳。人生はあてのない放浪の旅とはよく言ったものである。七転び八転、主よ、憐れみたまえ。以上、僕の冗談みたいな人生が続くのである。


人生がロスタイム、またはタイムロスト。

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