第25章『獄中のミリア 7』

 出撃する直前。パイロットスーツを着込んだミリアは格納庫まで連れてこられると、自らの乗機の前で両手の手錠を外された。


「もうご存知かとは思いますがね。本艦は現在、インデペンデンス・ステイトの艦隊と交戦状態に入っています。マイヤーズ准尉、あなたには後方に展開するDSW部隊の掃討をお願いしたいのです」


 いつものへりくだった口調でアーノルドが言う。勿論、彼の物腰の柔らかい態度はあくまで表面上のものであり、実態は人の傷つく姿をみて悦びを感じるサディストだ。それを知っているミリアは、ただ彼の話す内容のみを聞き取ることに注力していたが、次の言葉によって顔を強張らせることとなる。


「なお、その部隊にはどうやらコスモフリートの残党……つまり、あなたのかつての仲間も混じっているそうでしてね」

「……ッ!」


 ミリアの反応を横目に、アーノルドがほくそ笑む。そのような表情の変化に気付くこともなく、ミリアは息がつまるほどの衝撃を受けていた。

 航海を共にしたコスモフリートの生き残りが、今は敵艦に乗っている。となれば敵部隊にはおそらく、アレックスも混じっていることだろう。

 『ずっとそばにいる』と言ってくれた、私の兄が。


「かつての仲間は撃てない、ですか?」

「……今は私の敵だもの。やれるわ」

「フフフ、それで結構です」


 アーノルドの胡散臭い微笑みは無視して、ミリアはハンガーに佇む愛機に顔を向ける。

 “LDP-84 クリサリス”。ワインレッドに彩られたこの機体こそが、ミリアに与えられた力だ。

 本来は核融合炉を搭載する前提で開発されていたこの試作機は、出力不足という問題をクリアできぬまま正式採用を認められなかったという過去を持つらしい。それに目をつけたアーノルドは密かに手配した挙句、ホロウ・リアクタやアルターエゴ・システムを詰め込むことで、訓練期間の乏しいミリアでも乗ることのできる機体へと仕立て上げたのである。


「ただ、急造品ゆえに安定性は壊滅的ですがねぇ。活動限界時間は15分といったところでしょうか」

「それだけあれば十分。仕留めきれるわ」

「大した自信ですねぇ。初陣とはとても思えないほどに……」


 アーノルドはまるでたのしむようにミリアを見返すと、狂言めいた口調で告げる。


「いいでしょう。では、直ちに出撃してください。そして彼らを討ち、あなたの覚悟と忠誠を証明するのです……!」

「……わかった」


 短く返し、ミリアはコックピットへと乗り込んだ。すぐに機体を立ち上げながら、なんとも言えぬ感慨に全身が満たされるのを覚える。それは、遠き日に母親の胎内にいた頃を想起させるような、不思議な暖かさだった。


「クリサリス、お前はもう一人の私だ。私の一層激しい所だけを持った、私自身……」


 機体に搭載された人格データのコピー、アルターエゴへと語りかける。その穏やかな音色は、まるで子をあやす母親のよう。口を持たぬアルターエゴ・システムは言葉こそ返さぬものの、モニターを点灯させることでミリアに応じているようだった。


「いこう、クリサリス。私に優しくしてくれたお兄ちゃんを……」


 カタパルトへの移動が終わり、眼前のハッチが開き始める。遠方で広がる戦いの光に想いを馳せつつ、ミリアは厳しい表情でそれを睨んだ。


「……私を苦しめる呪縛を、断ち切りに」


 クリサリスのカメラアイに藍色の光が灯る。直後にリニアカタパルトが稼働し、まだ翅を開かぬ蛹は押し出されるように宇宙へと放たれた。



「やめてくれ、ミリア……! 君とは戦いたくない! 戦う理由がない……ッ!」

《そっちにはなくても、こっちにはあるの! あなたは私を散々苦しめた!》

「苦しめた……!? 僕が……?」


 テンタクルの刺突を縫うようにかわしつつ、ピージオンは反撃することなく逃げ惑う。しかし、スピーカーから流れ出るミリアの言葉は、アレックスの精神を着実に蝕んでいった。


《そうだよ。だって約束したよね? 『たとえ世界が私たちに優しく出来ていなくても、ずっとそばにいてくれる』って。私は冷たい牢獄に入れられても、その言葉だけをただひたすらに信じて……》


 アレックスの動揺により、ピージオンの動きが鈍る。その一瞬の静止をとらえて、クリサリスがテンタクルを繰り出した。鉄の触手がピージオンの右足に巻きつき、さらに背後から迫る一基が左腕を絡みとる。


《信じて……!》


 人型の本体が迫り、身動きの取れないピージオンの胸部へと拳のラッシュを叩き込む。いくらコックピットの周辺装甲は厚くなっているとはいえ、一つ一つのパンチは強烈な振動となってアレックスへと襲い掛かる。


《そして、裏切られた……ッ!》


 ミリアの一言に、左胸に空洞が開いたような衝撃を受けた。

 同時に、クリサリスの繰り出したストレートが、ピージオンの頭部へと襲い掛かる。拳は顔面の半分を砕き、女神像の右翼を弾き飛ばした。


《メインカメラ損傷、このままでは危険です》

「くっ、バルカンクー・クーを……!」


 エラーズに急かされ、止むを得ず両肩のバルカンクー・クーを放つ。ワイヤーに繋がれた二基の銃身は水を得た魚のように飛び回ると、ピージオンを縛っていたテンタクルを的確に射抜いた。

 触手から解放されてもなお、別の触手が四方八方から押し寄せる。アレックスはそれらを躱し、引き裂き、斬り結びつつも、回線を伝ってミリアへと叫ぶ。


「誤解だ、ミリア! 僕はこの一ヶ月間、ずっとミリアを救い出すことだけを考えていた! 約束を破ったつもりなんか……」

《言葉だけならどうとでも言えるよ! ……そう、お兄ちゃんの言葉はいつだって優しいよね。でも、それは“優しいだけ”だった》


 忌々しげに、ミリアが言う。


《ただ、荒んだ心を癒してくれるだけ。辛い現実を忘れて、理想を抱かせてくれた……だから、私は余計に苦しい思いをした……! 私は壊れたかったのに……ッ!!》


 ミリアが獄中でどのような仕打ちを受けたのかを、アレックスは知らない。それでもアレックスは言葉の節々から、考えうる最悪の事態を想像してしまった。

 自分の抱く平和主義きれいごとが、ミリアを苦しめてしまっていたのではないか、と。


《だけど、それで見えてきたこともあるの。いつだって損をするのは被害者で、得をするのは加害者。ねぇ、おかしいでしょ? お兄ちゃんだってわかってたはずだよね、世界はそういう風にできてるんだって。残酷なんだって》


 想像を絶するほどの地獄を味わってきたであろうミリアに対して、アレックスは何も言い返すことができなかった。頭に浮かぶ言葉も、彼女の前では全て“嘘”へと変わり果ててしまう気がしたからだ。


《でも、それが現実なんだ。誰かの為に自分を傷つけるなんて、もう嫌だ。私はもう、泣き寝入りなんてゴメンなの……》

「やめてくれよ、ミリア……。そんなことを言わないで……」

《じゃあ私を! じゃなきゃさっさとよぉッ!!》


 糾弾とともに、クリサリスの腹部から太いレーザーが放たれる。ファントマイルにも搭載されている“ホロウ・ブラスト”の縮小版であり、威力は劣るもののDSW一機を墜とすには十分過ぎるほどの火力だ。

 迫り来る光の球を前に、アレックスは固く目を瞑ってしまう。これが妹を苦しめた贖罪になるのなら、甘んじて受け入れようとさえ思った。

 だが、ビームがピージオンへと到達することはなかった。急加速をかけたアハト・アハトが、すんでのところでピージオンを掴んで飛び去ったのだ。


《アレックス、無事か!?》

「“父さん”……。あの機体に、ミリアが……」

《何……ッ!?》


 駆けつけたリキッドライナーからの通信に弱々しく応じ、アレックスはすぐさま機体を立ち直させる。3機の見つめる先には、再び“翅”を閉じて蛹へと戻るクリサリスの姿があった。


《ああすることで全方位から防御できる、か……私のアハト・アハトと似たコンセプトってワケね。でも、決定的に違うところが二つある》


 ドロレスが声を強張らせて呟いた。

 背部に八つのシールドバインダーを備えたアハト・アハトは、機体を覆わせることであらゆる方向からの攻撃を防ぐことができる。だが、機動性を重視したために武装は最低限しか持ち合わせておらず、ワイヤードジャベリンで一機ずつ仕留めていく戦法が主流となる。

 しかし、このクリサリスは違う。


《あの機体は最初から、一機対多数の戦闘を想定されている。そして、それを可能にするだけの“アンチマター・リアクタ”を積んでいる……!》


 アレックスもモーティマーも勘付いていたことではあったが、実際に言葉にされると非常に恐ろしく感じられる。

 それほどまでの強大な力が──ミリアの殺意をのせ、こちらに向かって弾丸の如く弾け飛んだ。



「トグリル5、応答しろ! サクラッ!」


 レーザーライフルの直撃を受け、中破してしまったギム・デュバルへとナナキが必死に呼びかける。依然として応答は返ってこないものの、通信機の向こうからは微かな呼吸音が聞こえる。少なくともパイロットは無事らしい。

 とはいえ、キメラ・デュバルを含め6機いたトグリル小隊は、ファントマイルの猛攻により既に2機へと減らされてしまっている。デフは武装を全て破壊された程度で助かったようだが、他の2人は悔しくも命を奪われてしまった。

 ナナキの視線の先には、こちらへと振り向くファントマイルがいる。これほどまでのスペックの違いに、ナナキの全身を恐怖感が迸った。


「あれだけの性能を誇りながら、“弱点がない”とでもいうのか……ッ!?」


 そう。ファントマイルという機体には、癖と呼べるべき点がまるでなかった。

 武装は“ホロウ・ブラスト”を除けばレーザーライフルに近接戦闘用のブレードのみと、比較的取り回しの良いものを採用している。機動性を損なわない程度の装甲と武装、そして高い運動性。DSWとしてはオーソドックスな、バランスのいい性能だと言えるだろう。

 ただ、その能力のどれもが水準を軽く超える数値を叩き出している。全てを過不足なく兼ね備えているファントマイルの性能は、そのどれもが極まっているのだ。

 かつてナナキが対峙したリアクタ搭載機“タランデュラ”は、連携して弱点を突くことによってどうにか撃破寸前にまで追い込むことができた。

 しかし、ファントマイルは違う。攻略法がない以上、この機体には正攻法で打ち勝つしかないのだ。これほどのスペック差を、技量で埋めるしか勝利する術はない。


「……っ!」


 駄目だ。数の上ではまだこちらが優っているはずなのに、勝つビジョンが全く浮かび上がってこない。

 決してナナキの意志が弱いのではない。ただ眼前の敵機が、まるで越えられぬ壁のように立ちはだかっているのだ。

 自分の非力さにナナキが歯噛みしていた、そのとき。


《いや、弱点はある》


 トグリル3──チャーリー=ベフロワからの通信が入った。


「本当か、それは……!?」

《賭けとも言うがな。ともかく話している時間はない、俺が突撃を仕掛ける。隊長は援護を頼む》

「あ、ああ……了解したッ! そちらは任せるぞ!」


 要領を得ないチャーリーの言葉ではあったが、とにかく今は迫り来る敵機をどうにかするしかないだろう。

 ナナキは部下に全幅の信頼を寄せることを心に決め、ガルド・デュバルにハルバートランチャーを構えさせた。



 隊長機と思わしき機体がビームランチャーの砲撃を放つも、ヴラッドは機体に減速を殆どかけぬまま軽やかにこれを回避。お返しにとレーザーライフルを撃とうとしたその時、横から迫り来る光刃のきらめきがみえた。

 ギム・デュバルの左腕から繰り出される、ヘッジホッグの鋭い刺突。ファントマイルはひらりと後転してかわすと、一瞬で相手の懐へと飛び込みトンファーブレードを薙いだ。

 が、虚しくも刃は虚空を切る。ギム・デュバルが上半身を大きく仰け反らせ、数センチ単位というギリギリのところで斬撃をかわしたのだ。

 互いにいがみ合う姿勢のまま、2機のDSWが上方へと飛行していく。ほんの僅かな間、ヴラッドは敵の正体を確信し吠えた。


「その動き……やっと見つけたぞ、チャーリー=ベフロワ……ッ!!」

《お前は……喋り過ぎるヤツか》

「言ってくれるではないか……ッ! フン、まあいい。俺はこのファントマイルと共に、この前の雪辱を……」


 均衡が破られ、ファントマイルが両腕のトンファーブレードを抜いた。ギム・デュバルはすぐに避けるべく後方に飛ぶも、ファントマイルはしつこくそれを追従していく。何としても距離をとろうとするチャーリーのマニューバリングは舌を巻くほどに的確なものであったが、圧倒的な出力の差がいとも容易くそれを埋めてしまっていた。


「晴らさせてもらう……ッ!!」


 やがて機体が追いつくと、左右のブレードからの鋭い一閃を交互に与えていく。流石のチャーリーでさえこの連続的な斬撃を全てかわし切ることは叶わず、まるで一陣の風が舞ったような一瞬の切り抜けに、ギム・デュバルの左腕が斬り落とされた。


「クハハハハハハッ! 次で終わらせる……ッ!!」


 ヴラッドは即座に機体を急旋回させ、振り向きざまに切り掛かる。運動性に劣るギム・デュバルは、反応が僅かに遅れた。

 トンファーブレードの切っ先がギム・デュバルへと迫り、今まさに雌雄が決しようとしていた、その刹那──。


 下方から、青白い矢のごとき閃光が迸った。ファントマイルは咄嗟に回避しようとするもやや遅れ、かすめられた右腕のブレードトンファーを焼き貫かれてしまう。

 すぐに使い物にならなくなった刃をパージしつつ、ヴラッドは全天周囲モニター越しに真下を見下ろした。

 案の定視線の先にいたのは、ハルバードランチャーを両手に構えたガルド・デュバルだった。重い一撃を放ち終えた銃を重斧へと変形させ、こちらへと接近してくる。


「くそっ、勝負に水を差すとは……ッ!」


 ヴラッドは憤慨しつつ、再び視線をギム・デュバルの方へと戻す。

 この僅かな隙をついて、相手は少しでも距離をとるべく後ろへ引き下がっていたようだ。ある程度の距離を離されたところで、ギム・デュバルは腰部から筒状の何かを幾つか射出した。すぐさま片腕で猟銃型ライフルを構え、先ほど放った物体たちを正確に射抜いていく。

 ファントマイルの眼前でけたたましい爆発が起こり、次の瞬間には黒煙が辺りを包み込んでいた。


「グレネード弾!? さらに発煙弾もか……ッ!?」


 発煙弾のスモークが視界を覆うほど広がるまでには、若干ながらもタイムラグが伴う。チャーリーはそこへグレネードも織り交ぜることによって注意をそちらに向けさせ、ほんの一瞬ではあるが時間を稼いだのだ。


「お得意のスモーク戦法というわけか。またしても小賢しい真似を……だがしかしッ!」


 ヘッジホッグが失われている今のギム・デュバルは、どう考えても接近戦を仕掛けてくるはずがない。つまり、このスモークもただの時間稼ぎに過ぎないというわけだ。

 そして、戦闘における些細な駆け引きを見逃すほど、ヴラッドはやわではない。一気に決着へと持ち込むべく、フットペダルを思い切り蹴り込んだ。


「チェックメイトだなァ、チャーリー=ベフロワ……ッ!」


 この黒煙の中だ、相手とてこちらを射撃することはできまい。煙を抜けたその瞬間、勝負が決するだろう。

 だが、そのようなヴラッドの読みは瞬く間に外れ、予想外にも後方からの敵機接近を示す警告音アラートが鳴り響いた。


──愚かな。


「実に愚かだぞ、チャーリー=ベフロワ! あろうことか、そちらから接近してくるなど……ッ!!」


 隻腕のギム・デュバルは持っていたライフルを投げ捨て、一切の得物を持たずにこちらへと迫り来る。殴り合いでも挑もうというのか。

 生憎だが、敵の無謀に付き合うつもりなど毛頭ない。左腕のブレードトンファーを展開し、ギム・デュバルを目掛けて切りかかった。


「これでぇぇぇぇぇぇぇッ!!」


 喉が張り裂けるほどの咆哮と共に、振り払われるブレード。

 刃はギム・デュバルの胴体部に食らいつくと、そのまま押し切るように装甲を両断していく。

 次の瞬間には切れ目がら紅蓮の炎が吹き上がり、機影は爆発へと飲み込まれていった。

 ヴラッドは瞬きすることも忘れて、飛び散っていく破片を見守る。


「俺は、勝った……のか……?」


 想像していたよりも呆気ない幕引きに、肩の力がふっと抜け落ちてしまう。しかし、時が経つと共にふつふつと喜びが込み上げてきた。

 自分は討ち果たしたのだ。一度は苦汁を飲まされることになった、あのチャーリー=ベフロワを。


「ククク……クッハハハハハハハハハハッ!! やったぞ! 奴に勝ったんだ! もう俺に敵など……ッ!!」


 遂に堪えることができず、ヴラッドはコックピット内で盛大に笑い声をあげた。




 その時だった。


 、突如としてコックピットが開け放たれたのだ。

 ハッチの上に立つ人影が見える。こちらに拳銃の銃口を向ける、パイロットスーツ姿の兵士。恐らく彼は──。


「チャーリー=ベフロワ……ッ!?」

「機体を捨てろ。命までは奪わん」


 頭にその意味が到達するまで、数瞬が必要だった。だが、理解がまるで追いつかない。


 なぜ奴がここにいる?

 最後の攻撃を食らう寸前で機体を捨て、こちらに飛び移ったとでもいうのか?

 そんな、出鱈目でたらめな話があるはずが……。


「忠告はしたぞ」


 気付いた時には、チャーリーはすでにヴラッドの目と鼻の先にまで近づいていた。彼はヴラッドの腹部へと強烈な殴打を食らわせると、怯んでいる隙に体を固定していたベルトを乱暴に外す。そして意識が朦朧としているヴラッドの首元を引っ掴むと、そのまま宇宙へと放り投げた。


「運が良ければ味方に拾ってもらえるだろう。そうでなければ、貴様には初めから勝負運ツキなどなかったということだ」


 そう言い残し、チャーリーは身を翻してファントマイルへと乗り込んでしまう。宇宙へと身を投げ出されてしまったヴラッドは、機体に戻る術もないまま、ただ離れていく愛機に手を伸ばしていた。


「待て……その力は……おれ……の……だ……」


 敗北感。屈辱感。劣等感。恐怖。それらの感情に溺れそうになりながら、ヴラッドの意識は途切れた。

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