決勝戦

ニ回戦終了時点の感想&決勝戦開始~進みゆく世界~

「あっと言う間の第二回戦でしたね。いかがでしたか、魔王様」

「ちょくちょく補足ついてんの何なんだよ……。勇者、相方募集ってなんだよ。ミミック、パパになるって誰と結婚してたんだよ……」

「お笑いコンビだった姫がおめでた婚で魔王軍に移籍した事をきっかけに、二人とも新たな道へと行きつつありますねー」

「え、姫って勇者とお笑いの相方だったの!? てか姫の結婚相手ミミックだったの!? 全然形状違うと思うんだけど!」

「『形状違うけど、笑顔に惚れました』が姫の記者会見の名言でした」

「笑顔って、モノマネで見せてるだけだろ。あと、ドラゴンはなんで瀕死になってんだよ。最強の魔物だろアイツ!」

「優勝をきっかけにやり始めた地方の宴会芸が意外と儲からなくて、健康的な生活が出来ないみたいです」

「すっげぇ没落っぷりだな……!? さっさとボスに再就職しろよっ……」

「さて、マザーコンピュータ。何か面白いネタはありましたか?」

≪ダークウィザード氏や、大天狗氏などのタイトルをわざと雑にしているネタはWEB小説の適当さが出てて良いと思います。優勝も狙えるかもしれません≫

「なるほど、ありがとうございます。ではでは、ついに第三回の決勝戦が始まりますよー!」

「待て待て待て、なんで我を無視するんだ! 話の切り替え方が雑すぎるだろ!?」

「――ドラゴンさんの話題を出したくなかったので、つい。ほら、ドラゴンさんが優勝賞金欲しさに裏手からこっちを覗いてますよ?」

「え。……う、うわ、本当だ!?」

「魔王様、不用意に魔物達の裏事情に触れない方が良いですよ。いつこっちを見ているか分からないんですし」

「元はと言えば、お前が裏事情明かしているような物だろうが……」

「魔王様が触れたいなら止めはしませんから。なんならインプ様の進化についてまだ触れてませんし、ついでに触れますか?」

「……。ふ、触れなくていいっ! サッサと次に行ってくれぇーっ!」

≪魔王様の嫌悪感情を感知。魔王様はインプ氏について触れたくない模様です≫

「じゃあサラッと次に行きましょうか。では、レッツゴーです!」

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