決勝戦

ニ回戦終了時点の感想&決勝戦開始

「う~む。第ニ回戦も大分接戦模様ですねぇ」

「なんか捕えてた姫が参加してたんだが。なんで参加させたのだ」

「オーディションやらせてみたら結構ノリノリだったので、参加させてあげました」

「人間の研究のために誘拐された人間が、誘拐犯にモノマネみせるって大分カオスな状況だな……」

「まぁああ言う人間がよく知る情報を共有する会ですので、参加させるメリットは高いです。彼女と一緒に思い出を作れば、人間への交渉で武器となりうるかもしれませんし」

「彼女の次に出たネタが、かなり深い闇を放ってて思い出に水を差してるがな。なんでインプ、闇の深いモノマネばっかするんだ」

「モノマネとは、人が笑うように悪意ある部分をマネする事が多いですからこういうネタがくるのも当然です。そんなこと言ったら、この大会自体各地の勇者から『俺の冒険譚馬鹿にしてんのか!?』って言われる可能性がある、かなり闇の強い大会ですよ」

「そ、そうか……。まぁ物理的に消されるのは怖いし、奴は優勝させない方が良いな……」

「では他に印象的な方はいますか?」

「ヴァンパイアの感想シリーズは、別角度攻めてる感じが好きだったが……。あいつもやや闇が多いから優勝させづらいな。ファンタジー系だと、一回戦の序盤で出てきた奴が安定して強かった。皆似たコンセプトをポンポン出せる技量は凄いな」

「決勝戦も安定した強さを出してくれるといいですね。では、決勝戦は少し人数を絞ってお送りしましょう!」

「む、人数が減るのか? 我は別に全員参加でもいいのだが」

「ネタを思いつかなかった者もおりますゆえ……」

「あぁ。こっちの都合じゃなく、参加者側の技量不足か……」

「さ、それでは優勝を決める最後の戦いを始めましょうっ!」

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