自殺サークル

インターネットで募られた自殺志願者たち。車の運転係を申し出た私だが、実は約束の練炭や七輪を持って来なかった。私は目的地に着いたら自殺を思いとどまるよう彼らを説得するつもりなのだ。昨夜は寝ずに説得の文言を考えた。睡魔に襲われた私は運転を誤り、車は深い谷底に吸い込まれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る