第86話 レビューに対するお礼の仕方


 おっす、野次馬でっす。


 ちょっと前にカクヨムを徘徊していて、いつものように、好きな作品を見つけ何気にレビューした。


 俺の場合、レビューした後しばらくは、同じ作者の近況ノートやレビュー、他の作品を、日をおいてチェックすることが多い。


 なぜそうするのかといえば、作者の反応が気になるから。俺のレビュー読んでくれたかな?怒ってないかな?など。


 放置してる人はそのままだし、物語を必死で更新していて、レビューが増えていることに、全く気づかない作者の人もいる。または、気づいてもそのままの人。これが大多数の作者さんだ。お返しの訪問があることもあるんだが、実はカクヨムの歴史で、フォロ爆、レビュ爆というのがあり、もうあんまりめちゃくちゃに読みもせず、レビュー書いたり、フォローしまくったりということが黎明期?にあって、相互レビュー禁止、相互フォロー禁止、みたいなルールができた。


 どの程度でそうだと確信犯と見なされるなるのか、まあ、「見るからにそう!」だとダメ、という緩やかな感じで。


 他のサイトからせっせと、カクヨムに定期的に自作を流し込んでいる作者さんとかもいて、そういう人は、案外カクヨムの機能を使いこなしてないことも。


 とにかく、見てもらう人がちょっとでも増えるように必死なわけだが、カクヨムにはカクヨムのちょっとした特徴があるから。俺はカクヨムだけしか使ってない。


 で、レビューのお礼の仕方で、「おお、この方法はいい、画期的!」と思った方法を紹介する。


 近況ノートにちゃんと、レビューしてくれたお礼を書いていた作者さんがいた。


 しかも結構リアルタイムということは、自分の作品を見に来てくれる人をとても気にしている。これって結構、重要なことなことで、だいたい、好きだな、と思ってレビューをしてくれた人は、作品や自分のフォローをしてくれることが多いから。この後、ファンになってくれるのか、その時限りで通り過ぎて終わるのか、運命の分かれ道。ほらさあ、テレビで見て「いいな」と心で思うだけじゃなくて、偶然であっても、街で話しかけて、握手しちゃったアイドルは親近感が湧くでしょ?それと似たような感じで。ほら、実際の接触があると、ファンになる度合いも変わってくる。


 その近況ノートを見て、なるほどと思った良いやり方を紹介します。


 ちゃんと、「こういう人が自分の作品にレビューしてくれたんです」と、レビュワーのホームのリンクを近況ノートに貼ってくれている。このアイデアはすごくいい、と俺は思いました。丁寧。なんというか欲しくない羽根布団でも、あまりに営業マンの笑顔が爽やかで。突撃訪問販売なのに、思わず二組の羽根毛布団を、一年に一度しか来ない義理の両親のために買ってしまう新婚嫁みたいな感じ。


 今までのカクヨムは、レビューワーにはコメント返しができなかった。素敵なレビューを書いてもらっても、いったいどこでレビュワーさんと交流するの?という仕組み。せっかく、「良い作品、大好き!」と言ってくれても、「ありがとう♡」と作者が伝える場所がなかった。


 だから自分の近況ノートに書くという方法。でも、これってね、多分レビュワーさんは、その後、他の場所に行っちゃって、きっと気づかないこともある。


 だから、ご本人のアドレスもつけておく。そうしたら、多分、他の人、フォロワーさんなんかが、そっちに訪ねるよね。レビュワーさんのトラフィックが増え、もしかして、(この人ってどこから来たの!?)ということになり、ああ、あの作品にレビューしたから、そっちから流れて来てくれたのか、と気づく。


 うーん、すごく遠回しになるが、レビュワーさん、気づいてくれるかも!わざわざ相手の近況ノートにお礼を言いに行く時、そこを見ているその作家さんのフォロワーは、「ああ、誰かがこの作家さんの書いてくれたレビューのお礼に来たな」と思うだけで、わざわざその作家さんの場所まで見に行かない。内輪で盛り上がってるのに、他所の人が訪ねてきたら、なんとなく疎外感があるよね。


 訪問した方も、他人の近況ノートで、あんまり個人的なこと喋っちゃいけない的な。そういう雰囲気は長くあった。俺は御構い無しに書いて、「アンタ、他人ちで長々喋らず、それ、自分の作品に昇華したらどーなの!?」的なことをシンプルに指摘されたことも。


 それってね、嫌がらせじゃなく、こういう作品を書く作者さんって、どんな反応をするのか見たかったからなんだけど、そこのフォロワーさんから「お前、うざい、ウザすぎるわ。さっさと引っ込んで」とプンスカされてしまった。


 うちの王子に何、因縁つけてんの!と。


 人の近況ノート、そういうことになるかもしれないので書き込みにくいと思う人もいるはずだ。俺は全く気にしないから、いいが。


で、割り込んで「レビューありがとうございます」・「いえどういたしまして」。そのやりとりを見てる人は、ふーんと思うだけ。早く帰ってくれないかな?とファンならそんなことさえ思う。なぜって、「自分だけの作家さん」という空気がすごくファンにはある。カクヨムのファンて、そこまであからさまじゃないと思うけど、どんな世界でもファンの心理は怖い。熱狂的で、うっかりしたら、ストーカーに豹変するのがファンなのだ。相手の近況ノートにお礼をわざわざ言いに行っても、実はそこからあまり何も発展しない。


 この従来のお礼の方法では、相手の最新近況ノートにお邪魔するので、確実に相手に届くが、なんとなく気まずかった。


 この気まずさは、リアルタイムチャットしてるような近況ノートに「横から失礼します」と割り込まねばならぬ点だった。これを避けたいがために、「リアルタイムで動いてないファンが見ていない過去の近況ノート」にお礼しておくという手もあった。


 でもそうすると、作者さんも見てないという可能性も出て来てしまう。必ずしも、生きたメアドでカクヨム登録している人ばかりとは限らないし。


 それに、うちにも来てくださいね、と言わんばかりに自分のアドレスや自作の話、レビューの返事を他人様の近況ノートには書き込みにくい。


 これらのマイナスポイントを一挙に解決が、自分のノートに書いて、レビュワーさんのアドレスもそこに添えてあげる方法だった。すごく丁寧で好感が持てました。


 ちなみに俺の最近のレビュー見てもらうと分かりますが、へべれけさんの場所です。許可取ってませんが、勝手に話題に出して、恐れ入ります。


 最近、謙虚さをカクヨムの人たちから学び、できるだけ敬語?などを使って話すようにしている俺でした。難しい……。


 敬語とかあまり使ってないせいか、お前、実は10代の子供だろ!?と指摘されたことがあり、やべーーー俺、ヤベーーーーwwと焦りました。まともな話し方できないのがバレてら。


 もう一個だけ。近況ノートにレビュワーさんのお礼を書く時「ついでに書かないこと」。これすごく感動した。ちゃんと独立させて、そのことだけのために近況ノートの一ページを使う。日記みたいに、今日、こんなレビューしてもらい、嬉しかったです、ありがとう。そう書くより、相手のことを思ってるよね。視点が相手にきてるから。相手のカクヨムHPを紹介して、お礼を言うのって、相手目線に立っててすごいと思ったので紹介。




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