No.2237.定められた摂理

短夏長冬 長冬短夏

燃え上がるトキメキは短い命

哀しみの冷たさは長い傷痕


季節のうつろいは

緩くて 厳しい


つながりなんて 脆いもの

ちょっとした事で

揺らぎ ひび割れ 砕ける


短い夏になれば

冬は長くなる

定められた摂理だから


長夏短冬 短冬長夏

冷え下がるクルシミは深い悲しみ

慟哭は時だけでは癒されない


季節の変わり身は

激しく 儚い


死の無いこの身 呪いたい

虚しさだけの日々

終わり 消えてく 想いが


短い冬になれば

夏は長くなる

定められた摂理だから


脈動をやめ 土にやがて還るのが摂理

ならば その外側にはずれた

摂理を忘れた存在は 一体何故いるのだろうか

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