No.2232.Owl eye's purple

似てる様で 似てない

突然 現れた梟


不愛想で ぬいぐるみ的

何故か 落ち着く心


父が死んだ夜

我が家に住んでる他の子達

二匹の猫と梟

仲良くするのでもない

ふと目覚めれば 毎日側にいる


あれから もう一年 Owl eye's purple

不思議と 昨日のよう Owl eye's purple


紫の瞳に黒の羽角


消えた灯り 暗がり

未知なる 鳴き声轟く


凍る背筋 恐れが支配

悪寒 走り続ける


羽がふわり舞う

何かが蠢き こちらを見た

動けないまま震えた

威嚇 始めた梟

猫達が触れ 自分を叱咤した


黒闇 戦うのは Owl eye's purple

孤独に 抗うのが Owl eye's purple


紫の瞳に黒の羽角


静観していた白の梟 突如介入を


何も出来ないまま 彼等達に導かれるように

場を後にして ただ ただ 離れた

何が起きたのか 何がいたのか それさえもわからない


翌朝 現れたのは 傷だらけの梟と猫

あの場所に 残されていたのは

灰色の羽と黒い羽角の欠片


Cat eyes's black

Owl eye's gray

Cat eye's yellow

Owl eye's purple

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