No.2009.砕けの歯車

夢の中でさえも 拒絶され 思い通りにならない

孤独を癒したいのに傷つけて傷ついてばかり

気の利いた言葉をかける事も出来ず


理不尽なのは誰なのか

理解出来ないまま 募るのは淋しさばかり

表ばかりの顔 造り続ける事に疲れ

磨り減っていくだけの歯車

噛みあう事もなくかけてく砕けの歯車


資本主義という名の欲望に呑まれたのは国か人か

隣の奴が誰かもわからない知ろうともしない


考える事を 放棄して会社の為 会社の為

でもそれって本当にそうなってるって言えるのかね


そんな社会の食み出しものみたいな考え方なのかな

正しい事 間違った事 わからなくなって

どうして 良いのかも わからなくて空回り


一度狂い始めたら それがどんなに些細でも

直線的に暴虐的に 虫食んでゆく


人も声も情も愛さえも何もかも 何処までも


コノ 歯車がかけてしまったのは いつだったか

一日前か一週間前か一ヶ月前か

一年前か十年前か百年前か

千年前か それさえももう忘却の彼方


アア コイシイ イトシイ イトオシイ

アア カナシイ サミシイ クルオシイ

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