No.1945.ポロポロ

モノクロノセカイ ハジケトブセカイ

オロカナルシコウ ススメナイシコウ

ゲンカイニタッシテ ポロポロト クズレテ キエタ


昨日すら見つめる事出来ず

書けば書く程に 右手首に痛みが走る

それでも 痛覚無視(つうかくしかと)で書き続けてた


何度目だろう 失った意識

自分の字なのに 解読が難解な謎文字


気付けば体のアチコチが傷だらけになって

流れ出る血が ドロドロと固まる事もない


セピアイロノセカイ クルイダスセカイ

キュウクツナシコウ シラケテルシコウ

ゲンカイニタッシテ ポロポロト クズレテ キエタ


出逢った頃の楽しささえ

思い出す事も出来ず 紡いだ言霊忘れ

一人勝手に絶望に足を進めている


覚醒と睡眠の狭間の中

浮かぶフレーズは いつも 暗黒色ばっかりだ


思えば君に何かしてあげれただろうか

少しでも愛で癒してあげれただろうか


そう思って 自分自身の生きる意味を見失った

限界に達して ポロポロ 崩れて 消えた

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