No.1838.ビリビリ

指先が触れた そんな感触 感じるだけで

体の芯から ビリビリ シビレテル


昔の女 いきなり電話してきて

愛想尽かして ガシャンと切られた


そんなに俺が他の娘好きなの嫌なのか

振ったのはおまえだろと喉まででかけた


なんだかやり切れず 一服してみる

駆け巡る イライラ どうしたもんか

叫び声あげて金切り声あげて

訴えている 五臓六腑はほっといた


指先が触れた そんな感触 感じるだけで

心の底から ビリビリ シビレテル


他の奴に 奪われてしまったんじゃ

なんて妄想 思えばジェラシー


あいつは いろいろ忙しいから そう言っていた

待つって事はあんま性に合わないんだが


それしか出来ないか 最初に戻った

擦り切れて グラグラ 信じて待つか

欲望に身を任せて ぶら下がっちまうのは

いとも簡単に おこなえるけど やらね


指先が触れた そんな感触 感じるだけで

心の底から ビリビリ シビレテル

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